大倉 崇裕『クジャクを愛した容疑者』

クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係

クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係

シリーズものを映像化されたあとってどちらかと言うと悪い意味で映像化されたものに引っ張られてしまうというか引きずられてしまうというか、そういうところがあったりすることが多いんだけど、現在連続ドラマとして放送中ではありますがこの作品は不思議なことにぜんぜんそういう感じはないなぁ。原作とドラマの相違点は結構あるのに原作は原作ドラマはドラマとして楽しめるのは「動物愛」で繋がってるからだろうか。
ラニアもクジャクハリネズミも映像化されるのが楽しみ!と思えるドラマ化で嬉しいな。
というわけで、巻末の御礼のところにクジャクのお名前が「さん」付けであったのに笑った(笑)。
あとあれだね。大倉さんらしい「言葉遊び」をドラマでは渡部篤郎のスルーされまくりのオヤジギャクとして描いてるのは正解だと思う。これをまんま演技経験のあまりない若手女優にやらせるのは無謀ってなもんだ。