『ボク、運命の人です』第9話

温泉のお湯を抜け→カップ焼きそばのお湯切り→自宅の浴槽の底に書かれたメッセージ
この流れもよかったけど、なんといっても誠と晴子がだんだんと敬語ではなくなっていく流れがとてもよかった。
でもわたしがこのドラマを楽しんでいた理由は誠が無茶なミッションを与えられながらも努力と根性でクリアする過程、そしてその先にどんな「運命」が待っているのか、それをどう描くのか(どうネタにするか)ということだったんで、運命通りくっついてしまったとなると言い方悪いけどただのラブコメにはやっぱり興味ないんだよなぁ・・・・・・。
でも最終目的が「地球を救う子供を早く作る」ことにある以上劇中でそれをそうとわかる形で描く必要があるであろう合体を、定岡と三恵のアドバイスからの「グッジョブ・・・!」として『見せた』のはさすがであった(笑)。二人とも子供じゃないんだからすることはするだろうけど、でもこの二人の性格からしてなにがしかのキッカケというかお膳立てがなければそう簡単に事は進まないだろうわけで、そこで前回の展開を踏まえつつも「お詫びの気持ち」ってのはやや強引な展開かなーとは思うもののでもこれで一気に「親公認」となったわけで(誠の親のこととかどうなってんの?とは考えまい)、あとはもう物語を締めるだけってなところで最終回を迎えると、ドラマ全体を通しての構成の巧さは光る。
で、あっさり誠の息子であることを明かした神改め一郎が「最後のミッション」をやり遂げたことで姿を消したわけですが、その息子曰く神の窓口だった一郎が関与せずとも誠と晴子は結婚し子供を作っていたと、だってそれは『運命』だからだと。でも二人がモタモタしたせいで息子が生まれるのがちょっと遅くて人類の危機を救うのに間に合わなかったと(てことは、30年後に人類は消滅するのか・・・このドラマの延長線上にそんな未来が待っているとは・・・)。だから人類の危機を救うのに間に合うように自らが生まれるのをちょっと早めるために未来からやってきたってな話でしたが、てことは、えーっと、この神=一郎が関与したことでこの温泉宿での一夜が二人に訪れたと。つまりこの夜二人が合体したことで、一郎が生まれるのがちょっと早まったと。そういうことでいいのか?。だとしたらジャニ主演なのに結構攻めてね?w。