『女囚セブン』

いやいやなんでこれゴーリキさんを芸妓設定にしたよ?(笑)。
殺人の罪を着せられた主人公が真犯人というかその背後にあるであろう“権力”を暴くべく罪を認め刑務所に入るという設定はいいとして、その設定に芸妓(京都弁)である必要性をわたしは見出せません(笑)。
芸妓という立場を利用して、芸妓であるからこそ政界や財界の要人たちのオフレコ会話を録音できたし、それゆえに殺された(んだよね?)というのはむしろ納得しかないわけで、であればその罪を被らされることになるゴーリキさんもまた同じ芸妓で当然と言っていいのでしょうが、誰得だよという思いが否めなくてですね(笑)。
ゴーリキさんの自分に罪を着せた者、権力に対する復讐が本筋だとして、まずは毎回問題ありまくりの同房の女囚たちひとりひとりの「真意」を見抜き京都弁で啖呵説教ってな構成になりそうですが(あ、あと情報屋・安達祐実にゴーリキさんの情報収集を命じてた“刑務所のボス”らしき人物のこともあるね)、初回の安達祐実を筆頭に木野花山口紗弥加平岩紙となかなか手堅いメンツが揃ってるし、西荻弓絵脚本であることだし誰がどう見ても黒幕は当然高嶋弟・・・・・・と思わせといて実は梶芽衣子で、最終回はゴーリキさんVS元祖女囚・梶芽衣子!という狂喜乱舞な展開に期待しつつ、B級ネタドラマ好きとしてこれは楽しみ!。