『視覚探偵 日暮旅人』第8話

山田手帳の奪取目的で子供を誘拐したものの役には立たなかったから新型ドラッグの実験体に使ったってなことだけど、雪路父とナンタラ組との関係性がよくわからんな。政治家とヤクザがずぶずぶの関係なのは言うまでもないこととして、当時の雪路父の目的は汚職隠蔽のために山田手帳を奪うことにあったわけだよね。雪路父がどこにどういう形でそれを伝えた(命じた)のかはまだ不明だけど、そのために警察官である白石が手帳を持っているであろう秘書の息子を誘拐したと。で、手帳を奪うべく秘書の元へ向かったのが当時ナンタラ組の組員だったリッチーで、手帳についてどんなやりとりがあったのかもまた不明だけど結果としてリッチーは秘書を殺したと。と同時に人質として価値がなくなった誘拐された息子はドラッグの実験体にされ、そして作られたロストは現在リッチーと白石の手元にある(だけ)と。
雪路父はどこまで“知ってる”んだろうなぁ?。山田手帳とロストという二つのキーアイテムがあるわけだけど、現状においてリッチーにとって山田手帳などどうでもいいものだろうし雪路父にとってロストなんてどうでもいいように思えるんだよな。日暮旅人という誘拐された少年の存在によって結びついてはいるものの本来その二つは別の軸というか要素のように思うのだけど。ロストを商品化して得た利益を雪路父が吸い上げる(雪路父の政治資金にすべくロストを作ってた)ということでもない限り。
親を奪われ感覚も奪われ、復讐のためだけに生きてきた旅人にとって雪路父もリッチーも「復讐相手」に違いはないからそんなことはどうでもいいのでしょうが、でも山田手帳―雪路父のルートには雪路が、ロスト―リッチーのルートにはていが強く関わりを持っているわけで、それぞれ“決着”をつける必要があるよね。このまま交わらずにいくのならば残り1話で足りるのか?と思ってしまうし、二つの軸をまとめるとしたら両者を繋げる所謂「ラスボス」を用意するしかないのではないかと思うし。
今のところその候補としては雪路父が最有力ということになるでしょうが、兄貴から家族のみならず(いずれ視覚も失われたら)五感全てを奪ったのが自分の父親だなんて雪路に救いがなさすぎるよなぁ。ていの母親を殺したこともあるし、そんなことになったらもう三人が家族でいられるわけがない。リッチーがそうであったらどんなに(気持ち的に)楽だろうかと思うけど、繰り返すけどリッチーは山田手帳にはなんら関わり合いがないだろうわけで、リッチーと殺し合いして復讐終了というわけにはいかないもんねぇ。かといって最終回でいきなりラスボスですって新キャラだされたら萎えるわけで。
でもていが悲しまず、雪路もこれ以上傷つかず、そしてなにより旅人の気持ちが晴れるのならば新キャラがラスボスでもいいやという気もする。ドラマの出来よりも三人が哀しまず苦しまないですむほうを選びたい。それぐらいわたしこのとーりが好き。
あ、あと三人が哀しまないことを願いながらも有起哉リッチーも好きです・・・・・・。多部ちゃんに金○蹴られまくる有起哉リッチー最高に好き・・・・・・。
最終回で有起哉リッチーがどれだけ無様に狂うのか、楽しみで楽しみでたまりません。
ところで今回リッチーが白石のどてっ腹に躊躇なく銃弾ぶち込んでたけど、やっぱりイケテツは殺されてしまった・・・・・・・・・のかな。
でも今回ポンタとキンコメがチラっと顔出ししたように、最終回で権藤ファミリー(ヤクザという意味のファミリーではなく文字通りのファミリー)に混じるイケテツが映るって信じてるわっ!!わたしまだ希望捨てないっ!!。