『カルテット』第4話

高橋一生渾身のクズ夫でありダメ父親演技を、タクシーの窓越しに手を振る息子を見送った後我慢できずに泣いてしまった家森さんのがんばりを、ラスト10分であっさり上書きしてしまう、片手でひっくり返してしまう、松田龍平別府くん恐ろしや。
家森さんの血管もそれはそれは素晴らしいのだけれど見るからに血管でてそうな(むしろ出てないと「え?なんで出ないの?」と思うだろう)家森さんに対し別府くんはそうでもない(そういう感じではない)(とわたしは思う)わけで、マキさんの手を握る別府くんの血管がほんとうにエロスの象徴で、手を握ったら握りっぱなしじゃなくってちょっとずつ握り方を替えるのが底なしのエロス地獄すぎて、つーかおまえなんでいつの間に眼鏡外してんだよ!!??。
トッピングこそ濃すぎたものの(食いつきたいのは宝くじよりもやはり「Vシネ俳優だった」という過去ですよねw)家森さんの事情はいい意味で大したことなかった。もっとこう家森さんのイメージを180度ひっくり返すような話だったらどっちの意味でもどうしよう・・・っ!とか思っていたのですが「やっぱりクズ」で「やっぱりダメ」で、だけど家森さんは家森さんで、だから家森さんは家森さんで。
以前マキさんが「悲しいより悲しいのはぬか喜びです」と言ったけど、一人で水を飲めるようになった程大きくなった息子を誘拐して、アジフライにはソースのはずが「どっちでもいけるほうがモテる」という自分の中にはない理論でもって醤油をかけようとする息子と一緒にご飯食べて添い寝して、そしたら「離婚いつ終わるの?大体何月ぐらい?」なんて聞かれちゃって、やり直そうかなと思ってるところへ乗り込んできた元嫁が「関サバ」で笑ってくれた瞬間『復縁できるかも』って思いが家森さんのなかに生まれちゃったのだろう(だとしたらそれをアシストしたのがマキさんってところがまたもう・・・)。だからトイレのスリッパ履いてみせたのだろう。それはまさに『ぬか喜び』だよね。
自分が何気なく放った一言が茶馬子を決定的に傷つけ、茶馬子と息子の存在を否定したのだということを今更ながら知った家森さん。それが取り返しのつかないことだと今ごろ気づいた家森さん。だったらせめてとヴィオラを叩き割ろうとしたのに止められて「あんたはそのままでええと思うよ」と言われちゃうだなんて、なんて愚かで哀れな男なのだろう。
(その前の茶馬子が半田をビンタ→半田が家森さんをビンタに驚き笑いしてしまいましたがw、半田の「痛くして悪かったね」というこの一言。一見今さっきビンタしたことのように聞こえますが、ちゃんと“見えてる”茶馬子ならば元旦那が息子と自分のために身体張ってくれたことを理解しただろう。それも含めての、それを含めても「あんたはそのままでええ」なんじゃないかな)
だから最後に息子と共演し、そして見送ることしか許されなかった家森さんは悲しいより悲しかったんだよね。
バイバイしたその手が一瞬居場所を探し、その手でそのまんま顔を覆って泣く家森さん最高に馬鹿で切なかった。この高橋一生でわたしは半年生きていけます。
でもやっぱり別府くんのほうがすごかったんだけど。
ていうか、今回一番ときめいたのは息子経由で別府くんのことを「別府にいさん」と呼ぶ家森さんでした(笑)。
あ、あとすずめちゃん連れて息子に会いに行ったときの家森さんってコートだけでなくシャツは自分のだとしてジャケットともしかしたらパンツも別府くんのものを借りたのかな?。だとしたらパンツのなかのランジェリーの有無が気になります(笑)。
あとあと家森さんが寝起きしてる部屋ってあの別荘の書斎だろうけど、別府くんはすずめちゃんが夜這いしたときにベッドで寝てたしすずめちゃんも家森さんに寝顔見られてるときベッドだったし、おそらくマキさんもベッドのある部屋を与えられているのではないかと想像しますが、一方で家森さんは書斎で布団というところにドラマがあるよね(笑)。
あ、あとあと家森さんが現在無職であることがサラっと明かされましたが、何があってバイト辞めさせられたんですか家森さん!(自分から辞めたとは思わないw)つーか無職ならゴミぐらい捨てろよ家森!!!w。
ところで。恋人のフリするならマキさんのほうが適任じゃないかというすずめちゃんに「茶馬子は僕のことを知ってるからね」と答えた家森さんですが(これサラッとすずめちゃんへの好意を示してるってことだよね。もう忘れそうになってたけど1話で行きずりの女子大生とキスとかしちゃってましたもんね。今ではもう『めんどくさい残念なひと』という印象で固まってしまいましたが基本“そういう男”なんですよね、家森さんって)、すずめちゃん同様トイレのスリッパを履いたまんま出てくる茶馬子を見て「なるほど」と超納得させられたのはいいんだけど(最初は家森さん女の趣味悪いな・・・と思ったものの話せば話すだけその印象が覆り父の演奏を息子に聞かせるあたりではもう茶馬子マジいい女なんですけど・・・っ!てなったよね。そして勢いだろうがなんだろうがそういう女をちゃんと選ぶとかなかなかしっかりしているではないかと家森さんの評価も上がったよね)(でも家森さんといいまことくん?といい、茶馬子はダメンズだよね・・・)、トイレのスリッパ履きっぱということは室内でスリッパ履いてないってことだよね?。トイレの前でスリッパ脱ぐ→トイレのスリッパ履く→自分が脱いだスリッパがあるのにトイレスリッパ履きっぱってことじゃないよね?。わたし室内でスリッパ履いてないんですよ。で、トイレにスリッパあるけど履かないんですよ。めんどくさいから。
トイレスリッパ履きっぱなしとトイレでスリッパ履かないのって女として人間としてどっちのほうがヤバいですかね?。
まあそれはどうでもいいとして。
家森さんがすずめちゃんに明かした「マキさんに近づいた目的」と「夫さんの話」からのドアガチャ・・・ッ!!????の前に有朱だよ!!。カツアゲ(恐喝)手馴れすぎてんだけどなんだこの女!!。
有朱の目的って金なのかなぁ。だとしたら見るからに金持ってそうにない(金作れそうな感じすらない)すずめちゃん狙うかなぁと思うわけで、前回浅野屋で怪しげなおばさんから怪しげな封筒渡されてるのは見てただろうからそれ目当てってことはあるかもだけど、目的は金じゃない気がする。金は行きがけの駄賃的な感じで。
有朱の目的と同時に、現段階ですずめちゃんのところにマキさんを巡る情報が集約してることが気になる。別府さんのマキさんへの思い、マキさんの義母の思い、家森さんの目的、それら全てを知ってるのがすずめちゃんだけであることがこれからどう展開するのかと。
それはそうと、茶馬子に「他に何死にました?」と聞くすずめちゃんやっぱヤベーわ(笑)。
で、マキさんですよね・・・・・・。すずめちゃんよりも有朱よりも、やっぱりマキさんがいちばんヤベーと思えてしまうのだけど(室内にゴミ袋があるところへ誰か来たってんで「別府さんの部屋に入れとけば」みたいなことを屈託のない笑顔で言ってたよね?w)(季節ごとの当番制に→じゃあわたし春!夏!秋!(別府さんは冬で)どうぞどうぞ!の息の合い方半端ねえw。こんなところで共同生活の成果を見せるなw)(つーか別府くんの説教途中で寒いからと室内に入っちゃうどころか別府くんを置いて窓をビシャっと閉めちゃう女たちに対し開けてあげる家森さん優しいってことでいいのかな?w)、別府くんに手を握られてるところで玄関の鍵が開けられ誰かが侵入してくる・・・!?ってなこの引きで次回はどうなんだろう、どうなるんだろう!?とドキドキしてたらコスプレで舞台立ってる予告ってなんだよもう!翻弄しすぎですっ!!。