- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/10/15
- メディア: 単行本
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という物語で、既視感があるような気はするものの魅力的な設定なので楽しみにページを捲りましたが、捲るたびにどんどんと「なに言ってんだコイツら」という思いが増していき、少年の素性となぜそこにいるのかが明らかになるころにはもううんざりでしかなかった。12人という人数に意味があるのはわかるけど、会話劇にするにはちょっと多すぎるし、キャラクターも分かりやすい個性はあるけど“描き分け”としての個性でしかないから所謂キャラ萌えも出来ず、それに耐えた先にあった12人が出した結論、というか結果もそれが物語として妥当なとこだろうとは思うものの充実感には程遠く、でもアニメ化されたら多分見ちゃうんだろうな・・・。