『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』最終話

結果的には「成功」ではあったものの大門未知子初めての「インオペ」、それも大切な仲間であり友人(でいいんだよね?)である城之内に対してそれを言わなければならなかった未知子の無力感、未知子にそれを指示しなければならなかった晶さんの苦しみ、これは見応えあったわー。中国の病院云々はどうでもいいってか、ピン子の去就を筆頭に茶番としか思えなかったんだけど(毎回冒頭で優秀な人材は海外に流出して日本の医療現場は危機的状況に陥ってるってなことをトモロヲが言ってんのに、中国マネーでごっそり引き抜かれましたというこのオチをどう受け止めればいいのかと)(視聴者的には未知子と加地先生と金ちゃんがいればそれ以外の医師がどれだけ引き抜かれようがどうでもいいわけで・・・)、この晶さんと未知子の演技で今期最終回がキッチリ締まった。
世界の北野が日本に戻ってきた目的は昔いじめられた先輩に仕返ししたいという陳腐なものだったし、×つけてんのとか誰かと電話してたのとか広報官の行動がなんだったのかもよくわからないまま終わってしまったし、今期は全体を通してのストーリーがなかったようなものだったけど、未知子と晶さんがいればそれでもう成立しちゃうんだよね。もはやこのコンテンツはそういうものなのだ。