『IQ246〜華麗なる事件簿〜』第8話

あれ?倒叙形式じゃないのって今回が初めてだっけ?。
ってそうか、今回は「犯人は法門寺沙羅駆」ってところから始まってるから普通に犯人探し(捜査)やったってことか。
相変わらず事件自体はツッコミどころばかりだったけど、トリック云々ではなく「犯人は誰だ?」って視点で見続けられたのでいつもより見やすかった。倒叙を面白く見せるにはやはりセンスが必要なんだな。
というか、これまでしゃらく様のひととなりと、そんなしゃらく様と賢正、そして奏子との関係性を描いてきたからこそそう思うんだってことは否定しないけど、しゃらく様のために二人が動き、その中で奏子が「こんなとき法門寺さんだったらどうするか」と考え、法門寺さんと共に捜査するような感覚になるってのは見てて気持ちがよかったんで、これ賢正と奏子がいろんな手段で集めてきた情報を元にしゃらく様のIQ246の頭脳でズバリ解き明かす完全なる安楽椅子探偵にしたほうがよかったんじゃないかなーと今更ながら思ったり。ジェフリー・ディーヴァーリンカーンライムシリーズみたいな感じで。しゃらく様自らフラフラ出歩いて首突っ込むよりもそのほうがまだIQ246感でるんじゃないかなぁ。8話まできてほんと今更でしかないんだけどw。
で、マリアTさんは刑務官に差し入れさせた錠剤飲んで死亡・・・と見せかけて実は仮死状態でした(そういうおくすり飲みました)ってなことだと予想しますが(だとしたらこのドラマ死んだフリ何度目だw)、その目的は脱獄または死んだものとして(誰かの死体と入れ替わって)この世から存在を消すってなところでしょうが、だとするとマリアTさんはなんで警察に捕まったのかってな話になると思うんだけど。IQ300と言われるマリアTさんですから日本の警察なんざ相手にならないだろうわけで、であれば“あえて”捕まったってなことだろうし、そこにはなんらかの目的がありそれを達成したから錠剤飲んで死んだフリして外に出るということなのでしょうが、でもマリアTさん獄中で微笑んでただけなんだよなぁ・・・。
あと奏子がしゃらく様に初めて名前を呼んでもらえたー!ってんでほのぼのいい感じで終わってたけど、罪は罪だし、ていうかしゃらく様は罪をなすりつけられたわけだから我聞のことはどうでもいいんだけどさ、あの子供には両親がいなくなってしまったわけで、それを心配する奏子に賢正のしかるべき手続き(フォロー)をしておきましたという一言があって、そのうえで名前呼んでもらえたヤッター!ってな流れだったらもっとよかったのな。