『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第6話

この回は滝藤さんが不在になることがわかってるから海老名を登板させたのかと思いきや、そんな裏事情があったのかはさておき、やるかやらないかは別として世界の北野がいるなら北野に手術させろってな話に(一度は)なるだろうけど結局未知子がやることになるんだからそこでゴチャゴチャやって尺を使うのは言い方悪いけど時間の無駄なわけで、北野がやるかやらないかを省くために「NYの学会に行きました」ってのは上手い展開だなぁ。北野が純粋に“腕”だけで今の地位まで登りつめたわけではなく、権力闘争に巻き込まれないよう上手く立ち回ってきたからだってのも加地と原のボヤきでわかったし(海老名登場に「目を合わせるな巻き込まれるぞ」「合っちゃいましたー」「ばかやろ」ってな加地&原コンビのやりとりやっぱいいわー)、不在でもちょっとずつキャラクターの掘り下げをしてくるのは上手いなと思ったし、そうやって育ったキャラクターの最たる者が海老名なんだよな(でもこの期に及んで名前間違えられてたけどw)。
もうあの「チェンジ&チャレンジ!」でニッカリすんのとか手術を終えて両部長に「勝った!!」って拳上げんのとか、視聴者感情として抗えないもんね(笑)。『お前!失敗しないので!!』ってなんという説得の仕方(笑)。
蛭間とピン子の権力闘争には全く興味ないんで縦軸としては(今期を通しては)正直そんなに面白くはないんだけど、海老名が下剋上という勝負をする決意をキメるのに同じような立場の“シュリンプ博士”(海老にシュリンプてw)との友情という医者という特権職とか関係なく誰もが共感できるキッカケであり引き金を用意するとか毎回視聴者の気持ちを惹きつけるのがほんと上手いよね、ドクターXは。
ってところで次回はついに北野メイン回ということになるのかな?。北野というキャラクターを上手く使えるかどうかが今期の評価になると思っているので、期待します!!。