『IQ246〜華麗なる事件簿〜』第5話

またもや自ら犯罪を犯したせいで「相棒」を失うナリ様ですかよ・・・・・・。
ナリ様が犯人であることは明らかで、それが殺人であることもまた決まってることなのでそれはいいんだけど、ナリ様に相棒ネタぶつけるならそれ相応の事件もってこいっての。なんだこの陳腐で短絡的でありがちな動機。
死んだというのに部下たちからボロクソ言われるってことは矢本悠馬演じるバナナは相当嫌われてたわけだよね。でもナリ様演じるチョコは学生時代からずっとバナナの相棒で居続けたわけでしょ。それはもちろんバナナに才能があったからだろうけど、それだけじゃないと思うの。バナナに酷いこと言われても受け止め続けたのはただ才能のためだけじゃない、バナナへの愛ゆえのことだと思うの。バナナが他の男と組むかもしれないと匂わせた途端殺意芽生えさせたのがその証拠。オリンピックの演出に決まったとしてもバナナがいなけりゃ無理なわけで、それどころかこの先バナナ&チョコとして新しい作品を発表することだって難しいかもしれない。1.2作はこれまでの評価でなんとかなるとしても、やがて「バナナ&チョコはもうダメだ」と言われるであろうことは明白だよね。それぐらいわからないチョコじゃないだろう。それでもチョコはバナナを殺した。それはなぜか。バナナを他の男に取られたくなかったからに決まってるじゃないですか!。
今回のおディーン様サービスシーンが『しゃらく様に置いていかれてほっぺた膨らませてスネる』といういろんな意味で意表を突かれるものだったのは(わたしはさすがにこれに釣られるほど安くないぞ!)、チョコとバナナの関係を暗示させるためだとばかり思ったのに、なんだこのやる気のない動機。
VRを利用したトリックだと思わせて音を使ったトリックだったり、アレルギー(アナフィラキシー)二段構えだったりとこれまでよりはそれらしかったものの、中身入れ替えたって海老せんべいの匂いぐらいわかるだろうし(海老せんの匂いってかなりあるよね?)、蜂の羽音が聞こえてきたらまずは安全ベルトの前に眼鏡外すだろうし、あの程度の高さからの落下じゃ死ぬかどうか五分五分(むしろ死なない可能性の方が高いんじゃ?)だし、つーか女性従業員が履いてる靴の中にどうやって蜂入れたんだってとやっぱり相変わらずの謎(解き)描写よりも、今回は動機のほうに引っ掛かった。
つーかナリ様だったらもっともーーーーーーーーっと本気で醜悪な犯人だってできるのに、こんな誰にでもできるような犯人やらせてんじゃないわよ。


それはそうとして、テーブルの下で奏子に拳銃突きつけるしゃらく様がなかなか良い表情をしてらっしゃったので、表向きは昼行燈だが実は悪人を処刑する警察官みたいな、もしくは昼は温泉で従業員やりつつ夜は殺し屋みたいな、ていうか司馬先生路線の役を演じる織田さんが見たいです。