『仮面ライダーエグゼイド』第6話「鼓動を刻め in the heart!」

あーなるほど。とりあえずライダーは全部出しちゃって、そこから2周目3周目とお当番回を重ねる中でそれぞれのキャラクターを掘り下げていくという構成なわけね。
というわけで、今回のメインは飛彩先生で、ゲームとか興味なさそうな飛彩先生が仮面ライダーになった理由、そして大我に向ける敵意の理由が描かれたわけですが、そこは大体わかったけどそれによって飛彩先生の魅力が増したかというとそうでもないという感じ・・・・・・かなぁ。
だって5年前の飛彩ってなんで女と付き合ってたのかと。医者になるべく勉強第一ってか生活=勉強が全てみたいな感じだったわけだよね?。心身ともにスッキリするために気分転換として女も必要とかそういうタイプじゃないんだよね?。じゃあなんで恋人という存在がいたのかと、そこがわからんのよね。というか、二人は“どういう付き合い”をしてたのかと。
飛彩先生の親である院長も“息子の恋人”の存在を知ってたみたいだけど、恋人がゲーム病になってしまったのかゲーム病患者が息子の恋人だったのかそこもわかんないし。
これがさ、親同士が仲のいい幼馴染で許嫁みたいな関係だったとか、はたまた政略結婚的な意味合いでの許嫁だったとか、“決められた相手”だったならわからなくもないのよ。親の決めた相手だからとそっけない態度を取る自分対し相手は愛情を向けてくれていたことをバクスターに取り込まれてから知り、そして失ってから自分もまた相手を憎からず思っていたことに気付き、そんな自分を罰するために、彼女のことを忘れないために苦手なスイーツを食べてる・・・とかさ、そういうことなら飛彩先生のキャラクター性に結構なポイントが加算されるのに、中途半端な描き方すぎて(ていうかこれがわたし的には一番引っ掛かったんだけど、この女の子自体は別に悪くないんだけど“飛彩先生の恋人”としてはイメージと合わないよー)。
それが脚本の問題なのか演出の問題なのか演技力の問題なのか、そこいらへんまだ判断できないんだけど、この先への不安は募る一方・・・。
あ、でも音ゲーも余裕でクリアできちゃう天才ゲーマーの隣で棒立ちでミスを重ねるしかない飛彩先生は悪くなかったw。あれマスクの下どんな顔になってたんだろうw。
イメージと合わないといえば飛彩先生(剣属性のブレイブ)と音ゲーなんてその最たるものだろうに、そこを「心肺蘇生法ならマスターしている」という超理論でクリアしちゃうトンデモさも嫌いじゃないよ!w。


飛彩先生と大我の因縁はグラファイトの存在含めそういうことなんですねと理解できたことでちょっとスッキリだし、大我のほうにも当然理由というか言い分というか、そういうものがあるんだろうからそれが描かれるのが楽しみではありますが、えーっと、飛彩先生の恋人から生まれたバグスターが完全体になったものがグラファイト、ということでいいんだよね?。つまり元は飛彩先生の恋人なのにそれがなんで今の外見になってんの?。グラファイト自ら今の外見を選んだ(欲した)ってことなのかなぁ?。そこいらへんについて今後説明されるのだろうか。
次回のお当番はバイクの人こと貴利矢さんのようで、やっぱり今んとここの人が一番興味あるんで楽しみではあるんだけど(「ようやくヒト型になれたぜ」とか言ってたのがちょっとシュールw)、共闘態勢を構築するためにはその人がどんな人間であるのか(どんな過去を抱えているのか)を描く必要があるのでしょうが、今回が飛彩先生で次回はバイクの人と次々過去が明らかになってしまうってのは全体構成的にどうなんだろうなーという気がしなくもない。せめて各ライダーの過去を描く回ぐらいは前後編でやってもいいと思うんだけどな。