『IQ246〜華麗なる事件簿〜』第3話

いきなり高木渉さんが役得すぎてワロタ(笑)。この時間にしてはハードめなエロ描写だなと思ったらまさかの高木渉とか(笑)。
そして火曜日は元イケメン扱いだったトゥビコン岡田が日曜日は土下座で高木渉に縋る薄汚れたオッサンになる汎用性の高さを発揮したわけですが、そのトゥビコン岡田の奥さんが迫真の演技すぎてこれまたワロタ(笑)。死に真似巧すぎやろ(笑)。
ていうか確か1話でも和藤に死んだフリってか仮死状態?にさせて犯人を欺くってのやってた記憶があるけど、事件自体は別に天才のやることじゃないからこの程度でいいとしても、IQ246を掲げてんだから謎解きもっとしっかりやれよと。おとり捜査みたいなもんだから警察ではできない捜査手段ではあるけど、IQ246が取る手段とも思えない。なんていうか、スマートじゃないよ。金持ちと結婚するためならなんでもやったという観月ありさに生まれたときから金持ちのあんたに貧乏人の気持ちはわからないってなことを言われて「私の代で資産を30倍にした」とか言うのも人間性がチンケに思えるし、ていうかそもそもこの程度の事件に嬉々として食いついてる時点でしゃらく様大したことねーじゃんと思えてしまうのが。IQ246に見合うトンデモ事件を用意できないならIQ246なんて設定にすんじゃねーよと言いたい。
まぁ構図としては各回の犯人は『M』によって操られているというか、犯罪スイッチを押されているようなものなんで、『M』との戦いこそがIQ246を発揮する場所でありそれまでは準備体操のようなものなのでしょうし、そもそもIQ246(の人間)自体どんなもんなのか全くわからないしわかるわけがないんだけどさ、それでも今んところ別にIQ246でなければ解けない謎でも解決できない事件でもないとしか思えないんだよなー。
(ついでに言えば、スーツを新調するしゃらく様が黒光りしすぎててやっぱり貴族感皆無でな・・・・・・・・・)
まぁ今回はしゃらく様の頭脳云々よりも賢正を前面に出すことが目的であり、しゃらく様と賢生の繋がり(意味深w)を描くことが目的の回だったからそういう意味では大事なのは「賢正しいの元カノが犯人」ということだけで事件の内容そのものはどうでもいいっちゃどうでもいいわけですが、それにしたって日常的に盗聴してる奴がいて、そいつの証言でうめき声の有無が明らかになるってのはいいとしてもその盗聴犯はなんであんなふうに無茶な運転したのかと。あの時点で和藤が認識してたのは車の存在だけで、車に対して何かしようとしていたわけじゃないし(監視しようとしてただけだよね?)そこへやってきた賢正を轢くつもりかと思ったら別にそういうことでもなかったからお約束のおディーン様アクションシーンを入れるためだけの暴走としか思えないんだけど、だとしたらお粗末な演出だなとしか思えないってか、お約束だからこそシチュエーションが重要なのに入れときゃいいだろ?ってな感じなのがミエミエだし、全体的に分かってない感すぎる。
つーかそもそもおディーン様は謎めいた執事でいいのになんで“高校時代の彼女”とか“医者を目指していた”とかありがちな過去をバラしちゃうかなー。回が進めばそういうのもアリだけど3話ってのはいくらなんでも早すぎると思うの(3話切りって言葉があるぐらいなので女性視聴者を繋ぎとめるためにここでやっておきたいという意図はわからんでもないですが)。
あと寺島さんの先代が「賢丈」というお名前なので、法門寺家に仕える執事は代々「賢○」と名乗るというペンネームならぬ執事ネームのようなものだと思ってた(本名は別にある)のに高校時代から「賢正君」呼びされてた、つまり本名だってのはちょっと・・・・・・ガッカリかも。なんとなくだけど法門寺家に執事として仕えるかどうかはちゃんと本人の意志を尊重してもらえて、「法門寺家の執事になる!」と決めたところで当主から『賢○』の名を授けられる的な、そんなシステムを想像してたんで。
で、今回のメインであるおディーン様ですが、しゃらく様から首を言い渡され眼鏡を外し「賢正君」になったら、ていうかそれなりに台詞がふえたらやっぱりちょっと・・・アレやなと思ってたんだけど、そうかーこれは『演技』だったからなのかー。敵を欺くにはまず味方からとしてずっと劇中で『演技』をしてるからのアレだったのかー。まんまと騙されちゃったわー。
しかしストロベリーフィールドの花言葉は『変わらぬ愛』ってなことだけど、あの場にストロベリーフィールズが飾られていることの意図、花言葉にあの状況の観月ありさが気づいたとして、自分が何をしようが犯罪を犯そうが賢正君の自分への愛は変わらないと、つまり背中を押してくれてるんだと、そう受け止めるだろうとしか思えないんだけど。わたしにはそこに込められたロマンチシズムが理解できない。