『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』第4話

前回のラストでニュースとして流れたいっけいの不審死により、いよいよ本格的にドラマが動き出すのかと思いきや、まだデカダンスメンバーの掘り下げやってんのかよ!!もういいよ大体わかったよ!!。
ってことも含め、やっぱりこれ面白い。ていうかすごく面白い。同局の同深夜ドラマという共通点でのみ比較しますが、今期のヨシヒコよりこっちのほうがわたしは好き断然すき。
今のところ1話のデカダンス誕生からデカダンスがじわじわと知名度を上げてますってだけで話全然進んでないんだけど(いっけいは死んだけど)、毎回手を変え品を変えしてるんで進まなくても全然面白い。今回とか小説で言えばショートショートって感じで、コント的な作りなんだけどでもちゃんとドラマなんだよね。ちゃんと流れがあるからドラマに見える。
毎回の感想で「計算されてる」ってなことを書いてるけど、各人を掘り下げた今回唯一テツヤじゃないほうの馬鹿(名前わからんw)の“メイン話”がなかったこともその計算の一環じゃないかなぁ?。今のところテツヤじゃないほうの馬鹿ってマトモな台詞すらないんだけど、でも「能天気馬鹿」だってことはしっかり伝わってきていて、下手に掘り下げないほうがいいというか、掘り下げても結局「馬鹿」ってだけでそれ以上掘り下げようがないんじゃないかなって、見てるだけでそう補完できるんですよ。掘り下げないことで結果キャラクター性が固まる。
実際撮影現場がどんな雰囲気(どんなつもり)なのかわかりませんが、全力ネタドラマのようでいて作り手は普通に本気で作ってるんじゃないかなぁ?。「これおもしろいでしょ?」という作り手のエゴというか色気というか、そういうのをほとんど感じないもん。面白いものを作ろうとしてはいるけど現場は遊んでないというか。だから画面に“緩さ”がない。でも受ける印象としてはゆるい。これって結構すごいことだと思うの。
そしてこれまた毎回書いてますが、やっぱりやっぱり大東兄さんと森永くんが上手いんだよ。今回の大東兄さんと野間口さんの二人芝居とかもっと見ていたかったし。
繰り返しますがまだ話ほとんど動いてないんで(笑)、今からでもたぶんまだ間に合うんじゃないかと思うので、気になった方がいらっしゃったらぜひぜひ一度見てみてくださいよ!。デカダンスの空気感もだいぶこなれてきたし次回ゲストは片岡鶴太郎升毅古舘寛治に3.4話から引き続いてのマギーですよ。なにげにヨシヒコに引けを取らないゲスト陣ですよ!!。