『仰げば尊し』最終話

「関東大会で金賞は取ったものの全国大会には行けなかった」「翌年後輩たちが全国大会への切符を手にする(それを見守る青島たち)」という結末は決まっていたとして、某先輩のことがなかったらそこにいくまでに先輩絡みでもうひと波乱あったりしたのかなぁ。この手のドラマって大会前に最後の大騒動があったりするもんだけど、樋熊先生の身体のことはあるけど吹奏楽部自体は淡々とというか粛々とというか、演奏→結果発表と進むもんだからちょっと呆気なかった。
まぁ終わってみればメイン(目玉)はコンクールの演奏ではなくそのあとの「仰げば尊し」の演奏だったわけで、しかももう樋熊先生は居ないわけだから、そこに“熱量”を感じさせる必要はないのかもしれませんが、開始当初はあれだけ時代錯誤な不良ドラマだったのに対しこの最終回は盛り上がりに欠けたかなーと。『主役の死』というこういってはなんですが美味しいネタすら流れるように描いたってことはそれが意図的だってことだと思うんだけど、やっぱり某先輩のことが理由でいろいろと変更されたのではなかろうか。
ルーキーズでもタンブリングでもティッシュひと箱使う勢いで大泣きしたわたしなので、これもまた「まっけんんんんんんんんんっ」って叫びながら鼻水ズビビビビビーってするつもりマンマンでスタンバってたわけですが、そんなわたしの気持ちをよそにサクッと終わってしまったものの、毎回まっけん木藤良を中心に愉しませてもらえました。まっけんが3話で三馬鹿にみせた完璧なる「ニコッ」は今年有数のときめきシーンだったわー!(それなのにその3話を後追いで観るのは難しいことになっちゃいそうで返す返すもあいつが仕出かしたことに怒りを覚える)。