『グ・ラ・メ!〜総理の料理番〜』第6話

入り口で入念な身分チェックはあったんだろうし直接調理には関わってないんだろうけど、それでも総理大臣が要人を招いての会食を作る場に一般人が出入り出来ちゃうのってマズイと思うの。ていうかありえねーだろうと。
総理と事務次官の話は頑なで攻撃的だった事務次官を落としたのが“思い出の味”だったってことも含めて悪くなかったのに、そういうドラマじゃないとはいえありえなさすぎてマトモに見る気になれないよ。(調理する)時間の都合とかあるんだろうけどさ、官邸の外でレシピを教えてもらうか、元料理人のおばちゃんが作ってきたラーメンスープ手渡してくれるとかで(そこで教えてもらえるか、来てくれるかどうかでジリジリさせて)、そんでダッシュで官邸に戻って調理に取りかかるってんじゃダメでしたかね?。
記者の女に一木くるみが見慣れないおばさんを連れ込んでた=総理と事務次官の和解に一木くるみのその行動が関わってるに違いないと思わせるために官邸に入れる必要があったのかと思ったけど、この回では特になにもなかったし、次回以降に持ち越すにしてもそれによって何か展開するようなこともなさそうだし、なんも考えてないとしか思えないんだよな、このドラマ。
ていうか完全に客寄せパンダとしてのキャラでありキャスティングだろうに、今回の清沢料理長の扱いなにこれ。料理にメッセージなんて込めません、客をもてなすための最高の料理を作るだけですとか言わせておきながら、客が料理に一口も手を付けないからってこれ以上はもう料理出しませんって立場的におかしいだろうと。客がどんな人間で総理とどんな関係性なのか、それがわかっていれば“料理に口を付けない”という行動に意味があるというか、それ自体が交渉であることぐらい清沢さんなら分かるだろうに、この態度はないだろう。清沢さんは自分のことを“職人”だと思ってるみたいだけど、自分の店なら気に入らない客に料理出さなくても許されるかもだけど官邸料理人にそんな勝手なことをする権利はないよね。だから清沢さんは官邸料理人を拝命したときに受け取った木箱の中身、官邸料理人であることを証明するバッジかなにかだと思うのだけど、それを身に着けることをしないと、そういうことなんだろうけど、だったら官邸料理人なんて辞退しろよっての。一木くるみを認めないのは清沢さんの意志だからそれは構わないけど、やることはちゃんとやれと。これまでの清沢さんは「やるべきこと」はちゃんとやってたからこそ一木くるみを批判し否定する言葉も受け入れられるどころか「ご尤も」とすら思えたけど、今回はやるべきことをやらずに一木くるみに助けられたようなもんじゃないか。
そんでなに?。この件は次回清沢さんを掘り下げる話になる前フリなのかと思いきや、裏切りものは誰だ?ってなんだよしらねーよってかどーでもいいよそんなこと。客寄せパンダの清沢さんにカッコ悪いことさせるならちゃんとフォロー考えてんだろうな?アァン??。
あーでもEDで歌詞を口ずさんでるっぽい清沢総料理長は素敵かわいいです。