つら・・・・・・・・・(この作品では)とどのつまり三成が家康を“その気”にさせた、ということになってしまうわけで、三成の空回りというか裏目出しっぷりというか・・・なんかもうわたしまでお腹痛くなってくるわ・・・・・・干し柿とかもう・・・・・・・・・。
ていうか寧様に「もうちょっと賢いと思ってたのに、かいかぶりだったかね」と言われちゃう佐吉も、そんなことを言う寧様の愚かさも切ないやら哀しいやらで・・・。
ていうか寧様が“こういう人間”だから金吾が“こんな人間”になっちゃったんだろうなぁ・・・という超説得力。ほんと寧様って豊臣のカーチャン“でしかない”んだろうなぁ。
ていうかこの時点でこんなにも勝てる気がしない関ヶ原になろうとは。
そのまえに次回は七将襲撃ですね・・・。家康に助けられちゃう三成ですね・・・。
家康を暗殺しようとしたのが佐吉だと知り(「なんだと!?許せん!首刎ねてやる!」とかしらじらしいトーチャンにはもうつっこまんw)(でもそんな父親をすごい目で見ながらも「ぉおうっ!」と追随するお兄ちゃんはよく頑張った。徳川屋敷に父上が来たもんだから驚きはしたんだろうけど父上のアイコンタクトで意図を察しすかさず軍議を開こうとする父上の補佐をするお兄ちゃんに成長が見えて胸熱)(でも真田がなんで徳川屋敷の図面持ってるんだ?ってことには誰かツッコもうよ!!w)、さらに悪口言われまくるのを聞いて酒のお椀ぶち割ってどうすんのかと思ったら佐吉のところへ駆けつけ振り上げた拳下ろせなくなっちゃったんだろう!?ってきりと同じこと言いながら必死で止めようとしてくれた清正なのに、腕相撲断られて退室するときもそれでもまだ佐吉への友情の欠片が残っていそうな清正なのに、なにがどうしてこうなっちゃうんだろう・・・。
って、三成が腕相撲に乗らなかったからですよね・・・。前回の「お前と呑みたいんだよー」「私は呑みたくない!」と腕相撲拒否のコンボのせいですよね・・・・・・。これだけ完全拒否されたらそら絶交ですよね普通。
でも絶交だ!ってブチ切れるかと思ったら寂しげな背中で去っていくんだもん・・・やだやだこんなの哀しすぎるじゃないか・・・。
清正は大名としてではなく昔馴染みとして「佐吉」を説得に来たのに、だから腕相撲なんだろうに、そういうのぜんっぜん理解できない三成も馬鹿だし、ここで三成相手に腕相撲なんて言い出しちゃう清正も馬鹿だし、もうどいつもこいつも不器用馬鹿すぎてほんと辛い。
つーか殿下が「家康を殺せ」と言ったという『ここだけの話』は形部さんにではなく清正に言うべきだったよなぁ。史実がどうとか関係なく、この清正ならそう言えば絶対佐吉の横に立ってくれただろうに。
そんななか、名乗れと言われて何度も名乗る政宗と忠興は癒しだった(笑)。名乗り方が絶妙すぎ(笑)。
でもこれ発言してんのが政宗と忠興だから思いっきりコントっぽくなっちゃってたけど、それなりに顔を知ってるだろうってかあの場あの状況で“誰が”発言したかなんて昌幸的にはどーでもいいことなのではないかと思うわけで、清正に対する“カマシ”と、それから目がほとんど見えてない形部さんのために、ひいてはどんな様子だったか信繁に伝わるときのために「名乗ってから発言しろ」と言ったのではなかろうか。そんなことを考えてしまうほど、戦となると昌幸は俄然カッコよくなる。徳川屋敷を辞するときのスローモーション後ろ姿とか超カッコよかったんだけど!。
あとあれな。目がほとんど見えない形部さんといえば、最後の頼みの綱とばかりにやってきた三成の『涙』に気付いてくれたやつな。実際にあのとき三成は泣いてなかった(涙を流してはいなかった)けど、三成の心は泣いてたんだろうね。そこに形部さんは触れてくれた。気づいてくれた。それなのに徳川に付くといわれて大ショックを受けたであろう三成が早く形部さんの“本心”を知る瞬間が早くきますように。願わくばそれが三成にとって救いとなりますように。
あとあと宇喜多さんイイ奴な!。三成のことを「あいつほんとイライラさせるな」とか言いつつも、あの状況下で(徳川にいったほうがいいかな・・・)なんて一ミリも考えず、ずっと三成側に居る宇喜多さんの存在が(視聴者として)どれほど有難かったことか!。
そしてそして今回のメイン。
豊臣側についてもらいたいという信繁の頼みに
「これ以上お館様を巻きこむのは勘弁してもらいたい。おぬしが頼めば、必ずあのお方は出来ぬ約束をされる。・・・わしはもう、お館様の苦しむお姿を見とうない」
と憂う直江様。
「徳川内府を抑えられるのは、上杉様を置いてほかにございません」と粘る信繁に、「その徳川を敵に回しとうないのだ」とどうあっても無理だと断る直江様の話を立ち聞きし、雪の降る空を見上げて(すまぬ、源次郎・・・)と呟く景勝様だったのに・・・
信繁「石田様は常に天下の安寧(安定)のために働いておられました。時には、太閤殿下にさえ逆らった。命がけで。天下万人に尽くしておられたお姿を、私は見てきました。貴方にしか為し得ないこと。己の欲で動く徳川内府には思いもつかないことでございます。・・・・・・死んではなりません」
景勝「源次郎の申す通りじゃ」
信繁「お館様・・・?」
景勝「石田治部、ここまでにしておけ」
三成「そうはまいりませぬ」
景勝「今日のところは諦めるのだ」
三成「今日がなければ明日はありませぬ!」
景勝「・・・徳川内府は・・・儂が倒す」
信繁「・・・・・・お館様・・・!?(兼続を見る)」
兼続「お館様は本気になられたのだ」
景勝「太閤殿下の御前で、儂は誓った。その誓いを破る者、義を知らぬ、義を蔑ろにする者、儂は断じて許すわけにはいかん。・・・大戦じゃ。我らで徳川に大戦を仕掛けるのだ。義はこちらにある。その時は必ず来る。今は命を繋ぎ、時を待つのだ。・・・治部少輔」
涙目でそう言うや否や三成をガバっと抱く景勝様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
って何があった!???すまぬ、源次郎から三成を抱くまでの間で景勝様に何があったんですか!?????????
ってところでこの会話ですよ。
景勝「徳川屋敷はどうなっておる」
兼続「すっかり守りを固めたようでございます」
景勝「石田治部はどうでる」
兼続「ああ見えて、目先の利で動くような男ではございません」
景勝「義のためなら命を棄てるか」
兼続「それが出来る男です」
景勝「では・・・儂はどんな男じゃ?」
って、直江様は景勝様を「どんな男」だと言ったんですかっ!????????????????
いやまぁ大体想像はつくけどさー!!。
前回の超絶ヘタレ景勝様からなにがどうなって直江状、そして関ヶ原へと繋がるのかと思ってましたが、景勝様本気になられましたかそうですか!
それも直江様の言葉で!!!!!!!!!!(だよな?だよな???)。
いやあ・・・今回の景勝様はカッコよかった。形部さんに諌められても聞き入れず、清正に懇願されても聞く耳持たず、信繁入魂の「死んではなりません」ですら届かなかった三成なのに、エエカッコしいな景勝様には落とされちゃう三成の愚かさはそれとして、この景勝様はマジでかっこよかった。この景勝様に抱きしめられたら抗えませんよね!。
・・・この先のことを知らなければ、ですが・・・・・・・・・。
きりと清正は振り上げた拳の落としどころがわからないんだろうと言いましたが、景勝様に説得されるまでは拳を下ろすつもりはなかったんじゃないかなーと思うのよね。このままじゃ自分こそが殿下の遺志に背いたことになってしまう、それは「義」に反することであると。権力・天下を欲したのではなく忠義のための挙兵であるからこそ、折れるつもりはなかった、折れてはならないと思ってたのではないかと。だから友人である形部さんの徳川を中心にするしかないという現実論も、昔馴染みである清正の願いも、そして主人公・信繁の「死なないで」も三成は受け入れようとはしなかった。そこに“三成が求める”「義」はないから。
でも景勝様には「義」がある。というか「義」しかない。だから景勝様の言葉が三成を止めることができたのだろう。直江様は三成のことを「義のためなら命を棄てることが出来る男」だと言いましたが、お館様もそうなんだよね。いや、そうありたいんだよね。その気持ちが三成を止めた。その気持ちだけが三成に届いた。と思うとこの流れはすごく納得できるし、景勝様・・・まじまじかっこよかったです。
・・・・・・・・・・・・この先のことを考えなければ、ですがー。
次回はいよいよ直江状ですよね!??。よっしゃ漏らすぜえええええええええええええええええええええええええええええ!!!。