『仮面ライダーゴースト』第38話「復活!英雄の魂!」

えーっと、
眼魔界の大帝が10年後(だっけ?)に人間界に侵攻するつもりだという情報が齎される→それを知った天空寺龍たちがそれに対抗すべく15人の英雄の魂を眼魂とするゴーストシステムを開発→眼魔界は英雄眼魂に対抗するためのガンマイザーを開発→対英雄システムであるガンマイザーなので英雄眼魂では太刀打ちできない
時系列としてはこんな感じで理解してるんだけど、これであってるかな?。
あれ?違う逆??人間界に侵攻するための武力が15体のガンマイザーで、それに対抗するために15人の偉人をセレクトしたんだっけ?。
とにかく英雄眼魂=グレイトフルではガンマイザーに勝てないと。ムゲン魂でなくてはダメなのだと。そういうことなんだよね?。
で、視聴者は勿論のこと、英雄たち自身もまた「もうムゲンだけでいいんじゃないかな?」と思っていたと、そういう事情でしたが、そりゃまあその通りですよねと。それが現実ですよねと。
でもタケルはそれに納得がいかなくて、英雄たちと戦うことに拘ったと。それもまぁ気持ち的にはわからなくはないんで「英雄たちはまだまだ強くなれる!」ってな話になるのはいいんだけど、でも倒した(のか?)のはガンマイザーではないジャイロさんなわけで・・・こういっちゃなんですが戦力的にガンマイザーとは比べものにならないウルティマに勝ったからといって何の意味があるのかと。現状なんにも変わってないとしか思えないのはわたしの理解力に問題があるせいですかね?。
ていうかそもそも今って英雄の心を繋いでる最中なんじゃないの?。まだ全員を繋ぎきってないと思ってたんだけど、今回のコレで繋がったんですか?それとも今回のコレでもまだ全員を繋げてないんですか?。
英雄の心を繋ぎきってないなら(それで何故グレイトフルになれるのかとは考えないとして)グレイトフルの力ってまだ最高出力まで達してないのではないか?と思うわけでさ、であればタケルが英雄たちはまだまだやれるんだと言い張るのも分かる気がするんだけど、なんかそういうことじゃないっぽいよね?。
魂とはいえ英雄もまた「人間」であるわけで、今回のことで英雄たちにも無限の可能性があるんだってなことになって、ムゲン魂でも英雄眼魂を使える、ムゲンでゴーストチェンジできるようになるか、15体の英雄(眼魂)が一つになり超絶出力の武器になるのかなーと思いながら見てたんだけど、どうやらそういうことにはならないっぽいよね?。
じゃあ今回の話ってなんの意味があったの・・・?。つーか予告であたりまえにムゲンになってたけど・・・?。
ムゲンになるには制限があるとかなら、改めてグレイトフルでもそこそこやれることを実証したことでムゲンにならずに済むということになるだろうけど、別にそういうことでもないわけでさ、ムゲンだったら一発で倒せるところをグレイトフルで時間かけて頑張って倒したとして、「倒した」という結果は同じだけどそれになんの意味があるのか?ってな話じゃない?。
今更こんなこと言ってもそれこそなんの意味もないんだけどさ、英雄と対になる存在としてガンマイザーなどというものを出すのならば、グレイトフルこそを最終フォームにすべきだったんじゃないかなぁ。
もしくは、英雄の心を繋いだことでグレイトフルになって、ガンマイザーと互角に戦ってたもののアデルお兄様がガンマイザーと一体化することで進化し、グレイトフルでは太刀打ちできないとなって英雄たちが自分達が成し遂げた偉業=歴史そのものを力にし、その力を貸すのではなく全てタケルに与えることでムゲン魂になるとか。
最終(最強)フォームが出たらそれ以前のフォームになる理由がなくなってしまうのはこの作品に限ったことではないわけで、戦力としての意味づけは出来ずとも気持ち的に中間フォームも大事なんだぜってことを描いたこと自体は否定しないけど、なんでこんなに全体構成グダグダなんだろうという気持ちは否めません。なぜか御成がお弁当持っててそのおかずがメンチカツとかその拘り(サービス精神)をもっと作品自体に向けてほしい。