
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/02/26
- メディア: 単行本
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なんだろう・・・別に自分に置き換えてどうこうってわけではないと思うんです。置かれている状況、属性はおもいっきりどん被りなものの私は他人にどう思われようが子供は全然欲しくないし、とりあえず今のところはまだ寂しかったりもしないし。ていうか、冒頭で書いたように最初は人身売買(子供を得るために買うという手段を選ぶまで、買ってからのアレコレ)の話であったものが震災を境目に全く違う話になっていくんですよね。そこにアラフォー未婚がどうのこうのってな要素はもはや皆無。読み終わってなおこの小説がなにを描いていたのかわからない。
だからこの物語の何に、どこにどう惹かれたのかはわかりませんが、自分比としてすごく没頭しました。憑りつかれた、もしくは魅入られたと表現してもいいほどに。