『ゆとりですがなにか』第3話

初対面の相手に対して「ブス」だの「ババア」だの言っちゃうのはどうかと思うけど(それがゆとりというものなのか?)、まりぶが本格的に絡むようになったら俄然面白くなってきた。
その場では“何言ってんだコイツ!?”だったとしても、なんだかんだで正論というか本質を突くというか、そんなまりぶの言動によって周りの人間たちが変わっていくのかなーと考えたあと、あれ?それってちかえもんにおける万吉か?とか思ったんだけど。妙に現実感あるなかで(山路が勤める学校の先生のレベルとかな・・・)まりぶの存在はファンタジーだと言えなくもないし(深夜ひとり勉強するまりぶが雑魚寝してる正和か山路の毛布かけ直してあげるカットを挟むのも意図的なものを感じてしまったし)。
そういう意味では“たまたま出会った三人が友達じゃないけど週3で会って、実家で家族ともどもご飯食べて温泉入って菜の花が咲く土手で「俺達友達じゃないもんなー」と言い合う”なんてファンタジー以外のナニモノでもないよね。社会人になって何のしがらみも何の遠慮もなく付き合える友達が出来るなんてそうそうないもん。
とか思ってたら茜ちゃんが濡れタオルで正和のことおもいっきりぶっ叩いててワロタw。あれ多分アドリブってかサクラ的にはそんなつもりじゃなかったんだろうけど、濡れタオルは凶器です(笑)。
で、兄貴ですよ兄貴。妊活について母親からヤイヤイ言われて「やってるよ!・・・いややってるってそういうやってるじゃなくって」とゴニョゴニョする兄貴にときめきが止まりませんっ!!。この台詞を高橋洋さんに言わせてくれてありがとうございます宮藤官九郎さん!。
兄貴の仕込んだビール(借金)がどうなるのかと思いきや、まりぶによってとりあえずはあっさり解決しちゃってズコったけどw。
これ、仕込んだ当初は不味くて飲めたもんじゃないシロモノだけど、ちゃんと温度管理してある程度の時間をかけて熟成させれば飲めるようになるってな兄ちゃんのビールはそのまんま“ゆとり世代”の人間のことなのかなーと、普通だったらそんなふうに受け取るところなんだけど、クドカンだけにそんなありがちな投影的エピソードとしてのものじゃないと思うんで、兄ちゃん絡みでもうひと展開することを期待!。