- 作者: 朝霧カフカ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/01/30
- メディア: 単行本
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帯に自分自身をキャラ化するのではなくキャラを作る上での素材の一部としてのことなので「推してもいい」という京極さんのコメントがあるように、現代作家さんたちを直接キャラクター化したわけではありませんが、原作の異能探偵やポートマフィアたちが名前を借りた別物であるのに対しこちらは現役の作家さんであることも関係しているのか本人由来というか本人リスペクトというか、漫画よりも本人寄りの描写が多いんですよね。それも本人を美化した感じの。それがこそばゆい。いやまぁ綾辻さんを「あーや」だの京極さんを「なっち」だのと呼んでるお前が言うなって話なんですが(笑)。
話自体はわりと面白かったんですよ。黒幕である京極の「動機」は京極夏彦という作家自身のことも踏まえて納得いくものだし、その京極が探偵とその助手として「綾辻」と「辻村」を選んだ理由、そのこじつけ具合も言葉というものを大切にしている京極さんを思えばなるほどねーと頷けるし。
でもやっぱり笑っちゃう(笑)。ていうか京極さんはともかく綾辻さんのキャラ画(キャラ設定)が・・・・・・・・・・ねえ?(察して(笑))。