『真田丸』第14回「大坂」

大坂編に入り次々と登場する名の知れた人物たちにワクワクワーワーしてたらあっという間に45分経ってた。見終わった瞬間「面白かった」とは思ったけど、顔見せ回だし特に感想として残しておきたいほどのことはなかったかな。


・獄に繋がれてるのに「アイツならなんとかしてくれる」と信頼されてる信尹叔父上はほんとに獄中に居ながら石川数正を調略
・その腕を認められて「真田安房守昌幸の弟」だと了承のうえ家康の家臣となる叔父上
・数正の裏切りを知って屋敷内を飛ぶように猛ダッシュする本多正信
・地面が揺れるや否や殿の頭に座布団を被せ庭に出ろと指示し、自らは家宝と思しき刀と壺を抱きかかえる阿茶局
・縁側で見事にスっ転ぶ家康
・かなりの大地震にも動じない、というかむしろ鎮めてみせたように見えた(笑)本多忠勝
松ぼっくりの名演
・信幸「大名でもない父上」×3
・それにムカっとしたのか弟を褒めて兄の弟コンプを刺激する厭な父上
・なので自室に戻って嫁に膝枕してもらって愚痴る信幸
・嫁じゃなくてカーチャンの膝だったー!!
・信繁様を励まそうとしたけど上手くいかないし、大坂について行きたいと懇願するも断られる三十郎
・それなのに信繁様といつものようにギャーギャー言い合いし、大坂にも同行を許されるきり
・を柱の陰からじとーーーーーーーっと恨めし気に見る三十郎
・三成さんは「ひとを不快にする何かを持っている」とは信繁談
・(それを言うならあんたの隣にいる女こそがソレだよ)
・きりの“部屋”として納戸を与える三成さんGJ!!
・兼続さんは三成さんのことを褒める
・三成の家で酔いつぶれて寝る(それが珍しいことではない)加藤清正


こんなとこぐらい?。あれ?結構いっぱい見所あったぞ?(笑)。
中でもわたしとしては三十郎のジト目を推したい。自分があれだけ必死に前を向くことと梅を忘れることは違うと言ったのに、それで「お前に何が分かる!?」と怒鳴られもしたのに、きりと会った瞬間“元の信繁様”に戻っちゃうんだもん。おまけに大坂にも一緒に行けちゃうだなんて、そら嫉妬しますわ、なんなら「この泥棒猫めっ!!」ってなもんですわ。三十郎に思いっきり共感。
でも信繁が数正に言ったことってのは三十郎が信繁に言ったことだと思うわけで、信繁にその自覚があるのかどうかわかんないけど、三十郎の言葉はちゃんと信繁に届いてるんだよね。こういうフォローの仕方はすごく好み。
ていうかお屋形様の目の前で下女とギャーギャー言い合いする信繁に「それいつまでやんの?」とソフトツッコミ入れる兼続さんでしたが、「嫁が死んで悲しいだろうからもうちょっと上田にいてもいいよ?」と人質に対して激甘なことを言うお屋形様に何も言い返さなかったし、これらは兼続さんも信繁の心中を慮ってくれていたから、ということでよろしいか?。だとしたらもう・・・兼続さんっ///。
それから膝枕で愚痴る信幸ですよ。部屋に戻ってそこにあった膝にゴロンして愚痴る流れがほんと日常茶飯事感だったんだけど、つまりお兄ちゃんは「いつも」おこうさんに膝枕してもらっている、ということですよね??。
でも現実問題として匂いを含め母上とおこうさんの「膝枕」の感触・感覚はかなり違うのではないかと思うわけで、それに気づかないお兄ちゃんは膝枕の感触なんざどうでもよくてただ愚痴りたいだけなのか、それとも超絶鈍感なのかどっちですかっ!??。
あと前回のラストで「私が育てる」と誓ったくせに翌回で早くも泣いて投げ出すきりとかいう女は案の定だけど、結局作兵衛に託されたということは薫様が手放したということになろうわけで、そこいらへんどんな事情があるのかちょっと気になる。
つーか息子が突然膝にゴロンしてきたというのに、旦那が母親の膝にゴロンしてるというのに、薫様もおこうさんも信幸のことよりもすえの養育問題の方が気がかり、というより信幸のことなんかどうだっていいっぽくてw。合戦ではあれだけ凛々しかったことを思うとちょっと切ないですw。
そしてそしてついに登場したヤマコーさん三成は世間のイメージ通りの人物像として描くのかと思いきや、清正との関係性として違う一面も描くって感じかな?。これからの展開に対し、ここ(現在の関係性)を基点として描くってのは面白いと思う。
でも新井浩文が演じる加藤清正がこんなキャラとなると(ものすごい民放感)正則がどうなっちゃうのかやや心配w。
あとは・・・秀吉は次回に持ち越しとして茶々か・・・・・・。とりあえず初登場の感じは想像と覚悟の範囲内だったけど、この先どうなるか・・・・・・。