『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』第8話

佐引さん・・・もはやただのいい人じゃないですか。
クズどころかツンデレでもないですよ。デレ100%じゃないですか。
しれっと引っ越し屋さんに復帰した練が手を滑らせたら助けてくれて、三人同時にウーロン茶ごくりして、練の復帰飲み会では誰よりも嬉しそうなところまでは佐引さんの“変化”として理解できますが、誕生日にケーキ2個買って渡すってのはさすがにどうなのかと。
誕生日を覚えてること自体アレなのに、練が「一番好き」な苺のケーキをセレクトして(まぁ誕生日ケーキ=イチゴのケーキってのは一般的ではあるでしょうが)わざわざ練の仕事が一段落するのを待ち構えて誰も見ていないところで渡すとかさぁ・・・・・・。
わたし、佐引さんの何もかもうまく行かない感が好きだったみたいです。なんかうまくいかなくてどこか諦めてしまってる感じが好きだったみたいで、すっかりいい人になってしまった佐引さんには以前ほどの魅力を感じない。
って思ったんだけど、でももじもじと練に近づき無造作にビニール袋手渡す不器用な愛情表現しかできない佐引さんは死ぬほど可愛いのでやっぱりすき。