『真田丸』第9回「駆引」

北条さんちの鷹メイン回(これがほんとのホークアイ)。
そして室賀さんデレるの巻。
全力でデレはするが、もはやデレデレの勢いではあるものの「黙れ小童!!」は欠かさないとか着々とフラグおっ立ててる室賀さんに心が痛むわ・・・。そんなノリノリで良い顔しないで・・・・・・。
史実はどうかわかんないけどこの作品の室賀さんはさ、もしかしたら国衆の中で誰よりも「真田」のことを認めてるんじゃないかなって、気に入らないことは気に入らないんだけど、でもその能力は認めてる、認めたくないけど認めてる。でも性格やらなにやらは合わないのよ。昌幸が『顔からして嫌い』っつってたけどさw、それお互い様なんじゃないかな。そんな感じなんじゃないかなぁって。気に入らないことに変わりはないけど、でも真田と共闘できることはやっぱり嬉しいと。他の誰でもなくまず自分に声を掛けてくれたことは嬉しいと。そして室賀さんも室賀さんなりに信濃のことを考えてるんだよ。だからこれまでは口を開こうとしたら聞く耳持たずに「黙れ小童!」だったけど、今回は兄の話も弟の話もちゃんと聞いた。
・・・って、そんなことを考えちゃうとさぁ・・・・・・・・・。
で、春日殿ショックを抱えてどうなってしまうのかと思った信繁は、DTを卒業して立ち直りましたと(笑)。結婚前の主人公がこうまであからさまに「男になりました!」感を出すとか見たことないかも(笑)。
ていうか、それを言うなら父と母ですよ!!。ちょっとこれまさかおっぱじまっちゃうんですか!????と思ってハラハラしてたら(母親と一緒に見てたからw)「おやすみなさい・・・」とかクッソ笑ったわ(笑)。
(前回恐ろしさすら感じさせた昌幸なのに、薫には策が全く通じずスゴスゴ退散するしかないとかwって笑う一方で、こんなヤツに嵌められて命奪われた春日殿のようなお方もいるのが戦国の世なのよね・・・とも思ったけど)
(そして脱DTキメた弟、膝枕で嫁の膝をさわさわする父に対し、兄は・・・・・・米櫃から茶碗にご飯をよそうことすら「力がはいらないー・・・」とか、相変わらず気の毒すぎてだなww)
そんでもってトドメが家康と氏政のイチャイチャな(笑)。この時代だととても高級品であるはずの金平糖ガリガリ貪りながら真田を「雑魚」呼ばわりする氏政が『こういう形』で徳川との和睦を目論むとか、わかっていても面白すぎる!(あと有利な戦況を聞いて「よっしゃー!」ってガッツポーズする家康とかw)。
あと信尹叔父上ってばもーーーーーーーーーうなんなのこの人マジかっこいいんだけど!!。兄に「腕の見せ所だぞ」と言われた時のやってやるぜ顔からの単身徳川へ出向いての交渉、まさに「駆引」は最高かっこよかった。春日殿の命を奪い一人残った上杉からサラッと脱出して河原を歩く叔父上とか気絶するほどカッコよかったしー!!。
で、出浦さんが正式に家臣となってくれたことで真田の実務を一人で背負う叔父上の負担が少しは経るのかな?。そのうち叔父上と出浦さんが密談するとかアイコンタクトするとか、今回の家康&氏政の対面シーンのように昌幸の両脇に控えて歩く信尹叔父上と出浦さんとか、そんなシーンがあったりしたらわたし確実に気絶しますね。夜の庭先で昌幸について語らいながら「お互い苦労するな」なんつって杯交わしあう叔父上と出浦さんなんてシーンがあった日には失禁必至。
あとあと好戦的な矢沢の大叔父上もいいわー。真田はほんとタイプ違いのいい男揃いでホクホク。
そんななか今回最もよかったのは信幸兄ちゃん!!。
「定石で行けば」と前置きしつつ提案した自分の策を否定じゃないんだけど「こっちのほうがいいですよ」と弟に言われるって、この時代なら特にプライド傷つくことなんじゃないかと思うのに、兄ちゃん自ら申してみよと発言を許すのみならず、話をする弟を見る目がほんっと嬉しそうなんだよね。春日殿のことで気落ちしてた弟が立ち直ってくれたことが嬉しくてたまらないってのが目に見えて伝わってくる。
伝わってくると言えば、『ちちうえ』の四文字で感情を表現する(視聴者の共感を得る)のはもはやプロ級ですよね(笑)。
そんな兄上が次回!徳川でなにやら気合い入ったことになってたのが楽しみすぎるー!!。