『手裏剣戦隊ニンニンジャー』忍びの44「最終決戦!ラストニンジャの試練」

ヒーローたちの祖父がそうしなければならなかったとはいえ親殺ししてましたーとか今更言われてもだな。
(よりにもよって牙鬼弦月の側室の子であり、牙鬼弦月の手によって未来に転生させられた九衛門を唯一の弟子にした過去はそれとして)いずれラストニンジャ=自分の命を奪うことになることを考えれば他人にそれを強いるよりは血の繋がった孫たちにそれを背負わせたほうがいいからってな思いがあって、キンジ=他人を弟子にすることを拒んでいたのかなーと解釈できなくはないけど、でもやっぱり突然何言いだしてんだこのおっさんとしか思えない。
つーか「ラストニンジャを倒して忍タリティを奪った者が新たなラストニンジャになる」ってんならそれを伝えていっせーのーせで対ラストニンジャ戦を始めるべきだろうになんで一人ずつ“試験”してんのよ。赤ひとりにだけいろいろ背負わせるのはもう今更ってか勝手にすればいいってなもんだけど、やるならもうちょい上手くやれ。これもまた今更だけど。
で、次回親子三代変身するってことはラストニンジャにならずとも=祖父殺しせずともみんなで力を合わせて頑張れば牙鬼弦月を封印できるよ!(できたよ!)ってな話になるんだろうけど、となると親殺ししてまで手に入れたラストニンジャの称号とは一体なんだったんだ?ということになるよねぇ。最終的に相手から奪わなきゃならないって話になるなら忍タリティを鍛えて云々ってのもそうだし。
敵サイドも敵サイドでそんな簡単に蛾眉雷蔵を蘇らせることができるなら萬月も蘇らせてやればいいのにと思うんだけど(戦力的も気持ち的にも)、それをしなかったってのは九衛門改め久右衛門新月が“側室に産ませた子”であることを知った有明の方に新月を殺させるためかなー。アホ戦隊ならそれを貫けばいいのに最後にきてなんでこんな生臭い話になってんだか。
妹だけあってイトコたちとはちょっと違うであろう風花はともかくとして、やっくんもまた風花とともに晦の洗脳に抗えたのは良かったわー。ていうかやっくんの「風花」呼びに今回はなんだかとてもときめきました。