『傘を持たない蟻たちは』

原作未読(なんか負けた気がして読めないw)ですがれんれん目当てでとりあえず初回を見ました。
元が小説だとわかって見たから(そういう目線で見てたから)だってことを差し引いても、劇中劇(劇中作)の中で「ゴミを持っていかれる」発言が出た瞬間ヒロインがストーカーであるというオチは確定しちゃうし、それを女側の目線で描き直すってのも小説ではよくある形式なんでそういう面での面白さってのはないなぁ。ていうかそもそもシゲが恋愛小説が書けずに頭抱えてるれんれんにストーカー女の話をしたことがキッカケで小説を書きだしたってなところからしてヒロイン=ストーカーであることはわかってしまう(予想できてしまう)わけで、それを逆手にとってというか、オチがわかっている話をどう見せるかってのが腕の見せ所だろうに、なんの捻りもない、そのまんまじゃん。これ小説ではどうやって描かれてるのだろうか。れんれんはドラマオリキャラなんだっけ?。だとすると劇中劇の部分が小説のドラマ化ってことなのか?。
そんで今回描いたものは「これホラーだよね」ってなことでボツにされ、恋愛小説書かなきゃならないってのは次回に持ちこしになるってことは、また次回もシゲとの会話がヒントになっての小説=劇中劇ってな構成になるっぽいよね。そこで毎回タイプの異なる恋愛小説を毎回タイプの異なる演出で見せるってのがこのドラマの意図してるところなのかなーと思うんだけど、でも肝心のれんれんが魅力的に撮ってもらえてるわけじゃなかったのよね・・・。
とまぁ内容含めドラマとしては観るべきところはさしてないんだけど、でもこの企画の肝はそこじゃないわけですよね。
原作・加藤シゲアキ
出演・加藤シゲアキ
主題歌・NEWS(加藤シゲアキ
ってココにあるわけで。
映画と合わせて裏でどんな思惑が、どれだけの思惑が働いているのかわかりませんが、でも今現在これだけのことが「可能」であるアイドルが他にいるか?ってな話なわけでさ、生き残るための努力・・・でいいのかなぁ?。そういうつもりでもないのかもしれませんが、シゲなりに前へ進むために生み出したものが今こうやって実りつつあることについては、すごいねって、そこは素直に認めねばなるまいなと。
ていうか一番「面白かった」のは間で流れたNEWSの四人がパーカー着てるニッセンかなんかの乙女ゲーみたいなCMでしたw。いろいろすげーw。