『遺産争族』最終話

遺産=人生そのものとして描くとしたら、相続騒動によってある程度膿を出したことで腹割って話せるようになった家族が揃って笑って過ごしてるところで静かに息を引き取ることができた龍太郎お祖父ちゃんはなんだかんだでいい人生だったのではないか、と思える最終回でまぁ・・・悪くはないかな。女手一つで育ててくれたカーチャンを捨てて婿に入った主人公の「目的」が『家族(が欲しかった)』ってなんじゃそりゃ?と思わせておきながら、実は・・・ってな含みを持たせるラストだったことも併せてまさしく『茶番』を見せられてたんだなと理解できたし。
ていうかあれ含みなんだよね?。龍太郎の生死をはっきりさせなかったことも併せて育生のあのどっちつかずな様子は含みなんですよね??(最後までむかいりの演技が意図的なものなのか演技力によるものなのかわからなかった・・・)。
月子の誘いに乗ってみたり育生を担ぎあげようとしたり社長の解任動議に乗ってみたりと何がしたいんだかイマイチわからなかったもののちゃっかり若い秘書とそういう関係になってるいっけいと、やたらとカッコよかった最終回のマー君はよかった。あと弁護士と育生カーチャンはなんだかんだでいい飲み友達になれそうなのも。
当初は面白くなりそうな感じがあったんだけど、期待したほどの、期待したような、面白さではなかったなぁ。
それでも最後まで見続けられたのは三姉妹を中心とする役者さんたちのテンションに引っ張られたからというのが大きかった。