『デザイナーベイビー』第7話

まさかラス前にきて斉藤由貴VS安達祐美なんて展開になるとは。
全く予想できなかったし、求めていたものとも違う展開だけど、これはこれで楽しみだわ。
欲を言えばそこに山原先生にノゾミ(と受精卵もか?)を奪われ悔しがる顔や近森夫妻の記者会見をテレビで見る顔がいい感じに狂ってる細田くんがもうひと絡みしてくれたらなーって思うけど、ノゾミを奪われた時点でもう舞台上から降りたも同然かなー。あとはいっけいに投与された薬から足がついて逮捕ってとこだろう。
ていうかあの状況で命を取り留めたのみならず意識の回復傾向が見られ、それを演じるのが渡辺いっけいだってんで崎山にも最後に何か役割があるんだと思ったのに、結局サクっと死んで(殺されて)しまって肩すかしだなぁ。
そして最初の犯人である岸田夫妻から恨まれ身代金の運び屋をやらされて以降、残り1話だというのに未だ舞台の隅っこでうろうろしてるだけの篤郎の須佐見ですよ。
速水以外は無能を絵に描いたような警察の人間たちは別として、ノゾミに関わる(関わった)人間たちは自らの欲望やエゴを剥き出しにする中で須佐見だけはそういうものを見せなくて、当初は表に出さないだけで実は誰よりも黒い野望なり真実なりを抱えているのだろうと思っていたし、峠息子とともに院長が舞台を降りたところでいよいよそれが見えてくるのかと期待してたんだけど、どうやらもう須佐見にそっち方面的には何の役割も与えられてなさそうですよね。残り1話のこの展開から篤郎に爆発されても収拾つかないだろうし。
そういう意味でもこの時点でのこの状況は予想外。新もノゾミも助かるという“ハッピーエンド”があるとすれば、ギリギリでドナーが見つかり新の骨髄移植が行われるってな展開しかないと思うんだけど、そんなミラクルが起きたとしてもそれでもノゾミがデザイナーベイビーであるという事実は変わらないし、有名人である両親が記者会見でこんな事実を暴露しちゃったら(されちゃったら)それはいずれノゾミの知るところになるだろうわけで、後味すっきりってことにはなりえないよね、多分。