『コウノドリ』第2話

初回の感想で南朋さんエロいよーしか書いてなかったわたしが言うのもなんなんですが、突然の事故に見舞われた夫婦の物語としても、ひとつの命が失われひとつの命が誕生した物語としても、真っ当で真っ直ぐで、ドラマとして変な言い方ですが文句つけようがないです。
登場人物がみんな誠実で(初回ではこの人どうなんだろう?と思った院長も悪い人ではなさそうだし)、それぞれいろんなものを抱えていても仕事に、命に、真摯に向き合っていて、その姿に心を打たれる。その象徴が羊さん演じる小松さんの震え声での「おめでとうございます」だよね。なんだこの切なさ。初回からサクラ先生を始めとするこの病院の医師・スタッフの在り方に対して安心感と信頼感はあったけど、2話でそれがより強まった。
命が産まれる、命を生み出すという行為それ自体が感動的なことなわけで、その前では過剰な演出は不要だという判断からか「ここ感動するところですよー」ってな押し付けがましい演出がさほどないことも好印象だし。
・・・まぁあそこであのヅラ被って泣きながらピアノを弾く綾野剛ってのはギリギリですがw。
ていうか四宮先生ってば「こんなに頑張った妊婦を放っておけるか」とか!もうっ!!。
という流れで次回は四宮先生がなぜこんな冷酷仮面になってしまったのかってな話かー。
四宮先生の回想からして(ぐりぐら読み終えて寝ている子供に手を伸ばそうとしたらその手が赤く染まって・・・という演出は怖かった)出産時に母親が死んで、産まれた子供がぐりぐら読んで聞かせてる子ってなことかなと予想しますが、今回の 母親の命と子供の命どちらを選ぶか?→母親の「意志」が子供を生かすことを選び、父親もその「想い」を尊重した結果子供は無事生まれました ってな話の次にそういう話をやるってところにも意味があったりするんだろうな。ドラマ的には四宮先生が仮面を外す(外される)ことがメインになるのでしょうが、どんな話になるにせよ産まれましたよかったねで終わらない、そこから人生が始まるんだってことも描くためのこの構成なのかなと。
ていうか四宮先生絶対泣くよね!やだ楽しみっ!(結局邪な目線になってしまう・・・)。