貧困だけが理由ではなく、健診を受けて母子手帳を貰えば引き続き無料で健診を受けられるということを“知らない”人がいて、そういう『未受診妊婦』に対する様々なリスク(問題)と育てられないにしても赤ちゃんのためになる(かもしれない)制度があるということを自然な形で説明しながら普通の夫婦であるキャナメ夫婦と対比させる形で未受診妊婦であるフミカスの「想い」を丁寧に描いた初回で、優しいドラマだなーという印象です。新生児室の前でそれぞれの赤ちゃんを前にしてる時にキャナメがフミカスにその気はなくとも酷い言葉を発するのではないか!?とハラハラしたけどw。
描かれていることは結構ハードだし、どちらかといえば重いテーマなんだけど(今回の話もフミカスのような境遇の女性は現実に少なからずいて、みんながみんなこのドラマのような不幸中の幸いじゃないけど手を差し伸べてもらえるわけではないわけで、そうなるとその子もまた同じように何の知識・情報も与えられることなく妊娠して(させて)・・・というスパイラルだったりするんだろうなーということも含めて)、綾野くん演じる主人公を筆頭に病院関係者たちが生まれてくる命というものに真正面から真摯に向き合っていて、そんな彼らが赤ちゃんに向けるまなざしがとにかく優しい。次回は小栗さんが妻の命か子供の命かどちらかを選ぶことを迫られるという話のようで今回以上にヘビーな内容になりそうだけど、そんな話でも、そんな状況でも、サクラ先生たちは真っ直ぐに向き合うのだろうと、伝えることはちゃんと伝えて、時にそれは厳しい宣告だったりもするんだろうけど、それでもサクラ先生たちが赤ちゃんに向けるまなざしはきっと慈愛に満ちているのだろうと、そういう安心感であり信頼感が初回にして早くもあるわ。
退院したフミカスが松岡ちゃんに呼び止められるシーンが一番象徴的だと思ったのだけど、脚本も演出も出演者(演技)も過剰に煽ったりするようなものではなく、安易に“救い”に逃げず、(今のところは)いい意味で手堅いって感じ。
とまぁ真面目な感想を書いてはみましたが、ドラマ観てる最中わたしはずっと「南朋さんエロい・・・」「南朋さんエロい!」「南朋さんエロいってば!!」と言い続けてました・・・・・・。
窓の外に問題の母親が居ることに気づきそっと赤ちゃんを見えるところまで連れてきてくれる南朋さんも、坂口健太郎に「黙れ」と言う南朋さんも、なにもかもエロすぎってか紺のケーシーの胸元ヤバイだろ・・・・・・・・・。
そして深夜の病室でぐりとぐらを読み聞かせる白衣の星野源(眼鏡)。さらに救命救急には平山祐介って、なんなんだよこの病院・・・・・・・・・。
とか思ってしまってすいません。邪な目線でしか見られなくてすいません。