『仮面ライダードライブ』最終話(特別編)「ゴーストの事件」

姿のみならず「悪意」も「人間」からコピーした存在がロイミュードで、そのロイミュードを全て撲滅しても元々の悪意は残る。生まれ続ける。
でも俺はその状況に絶望しないと決めた。人々の幸せを守るために。なぜなら俺は刑事で、ベルトさんがいなくても仮面ライダーだから。


いやあ、見事に着地してみせたなあ。バディを失い刑事としての意欲を無くしたところから始まった物語の終わりとして、うまくまとめてみせたなーと感心。
“奇跡”を理由に変身したってよかったかもだけど、しなかったことで却って「刑事で、仮面ライダー」感が高まったし、進ノ介の想いであり覚悟がビシっと伝わるいい最終話でした。
まぁね・・・悪意こそ人間のコピーだけどそこから学び知ったあらゆる「感情」はハート様のものでありブレンさんのものでありメディックのものでありロイミュードたちのものである(だから友情を結ぶことができた)というのなら、それこそ逮捕して人間と同じように罪を裁き償わせるべきだと思うわけで(例えば家族の命を材料に脅迫され犯罪を強要され実行したとしても、情状酌量の余地はあれど罪を犯した事実はなかったことにはならないよね?それと同じようなものじゃない?)、だから「ロイミュードは人間の悪意をコピーしただけだから悪くない」という言い分には素直に頷くことはできないし、ましてや『刑事(警察官)』である主人公がそれを言ってはいけないのではないかと思ってしまうし、ていうか悪くないはずのロイミュードを完全撲滅してしまったあとでそんなこと言われても・・・という気がしなくもないのだけれど、何を言ってももうロイミュードたちは戻ってこないわけだし、なのでこれからは悪い人間をバンバン捕まえてくれればいいよ。
というわけで、始まりであり終わりという意味では「ラスボス」と言っても過言ではない反政府組織のリーダー、悪意を抱く人間を演じるのはそう高野八誠!!。
高野がドライブに出るって言いだしたのってもう1か月とかそれぐらい前だと思うんだけど、「何話に出る」と明言してはならなかったのかもしれませんが中途半端な時期に言いだしてくれちゃったもんで
高野が出るって!→高野どこにいた?→今週も出なかったんだけど・・・
を経て、実際に出た時には高野の出演とかわりとどうでもよくなってしまっていたのが・・・・・・(笑)。
とか言いつつも、高野は相変わらずキモかっこよかったんだけど(ビジュアルそこそこ保ってくれててホッとした・・・)、馬鹿の一つ覚えみたいに高笑いさせるのはやめてほしかったわ。「これ間明じゃん」と言われようともニヤリぐらいでよかったのにーむしろ間明さんでよかったのにー!!。
ていうか霧子って常人離れしたという表現ではおいつかないほどの身体能力の持ち主であるはずだけど、不意打ちしたにせよその霧子を人質にすべく単独で(だよね?)確保できた高野がどれほど非道な手段を取ったのか、想像するとドキドキするわー。
それにしても、初回からこの世界(物語)の中に高野八誠が率いる反政府組織が存在してたのかーと思うだけでドライブって結構面白かったんじゃないか?とか思えてくるとかわたしもまだまだ高野のことが好きだな!と思う次第w。特撮における高野八誠の存在感であり価値はやっぱり特別。


ED(主題歌)の映像を見ながら、途中(進ノ介父の話)が心底つまらなくって初めて仮面ライダーの視聴をやめようかと本気で考えたことが何度かあったけど、頑張って乗り越えてよかったと思えました。
それもこれもブレンさんのおかげだよ!!ってちょいちょい顔を出す(それがぜんぶムカつく顔w。でもそこにスタッフのブレンさん愛を感じました!!)生前のブレンさんに思わず手を振ったよね(笑)。
ドライブ以前からちょいちょい目にしてた稲葉くん、上遠野くん、蕨野くんにはより一層の活躍を、そして松島くんには早いとこ髪型を戻してもらってw、イケメン役でまた会えることを楽しみにしてます!!。