- 作者: 窪美澄
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/05/28
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (17件) を見る
少女と母親はその出会いと交流、お互いの素性を明かしてからの展開、そして美しき「少年A」と、ここいらへんはまさにフィクションというか、『作り話』に感じていたのですが、物語の構図がわかるとなるほどねーと、小説家の視点だけいやに生々しいのはそういうことかと腑に落ちた。母親と妹と姪との関係、本筋であり本命はここかと。
それにしても、私のセレクト(そういうものを手に取ってしまうターンに入ってる)に理由があるのかもしれませんが、最近立て続けに闇やら業やらを抱える女性作家を描いた作品を読んでる気がする。なんだろうなーこれ。