麻耶 雄嵩『あぶない叔父さん』

あぶない叔父さん

あぶない叔父さん

タイトル通りあぶない叔父さんの話だけど、あぶないの方向が予想外すぎた。
1話目から「ええ・・・・・・引くわー」ってな真相で、うわこれどんな1冊になるんだよと思ったけど最終的に引くの通り越して笑うしかなかったです。
帯に「抱腹と脱力の問題作」とあるんだけど、抱腹も脱力もなんかちょっと違う気がするけどでもあながち間違ってないという。
いやあ・・・いつものことながらこんなもん書くまやゆって狂ってるよね。大好き。
ところで、1話目の冒頭で主人公たちが暮らす街がどんなところでどんな雰囲気なのかという説明があるんだけど、民放が二局しか入らないが故にこの街では“主人公が恋する貧しい天才ピアニストが事故で右腕を切断したものの手術後に再びピアノが弾けるようになる”なんてドラマが結構な人気を博してる・・・ってのはいいとして、それ1話で“全盲の主人公が落雷の衝撃でいきなり目が見えるようになる”んですって(笑)。なにそのトンデモドラマ超見たい(笑)。