『仮面ライダードライブ』第30話「真犯人を語るのはだれか」

「つい、乱れちゃう・・・」と進ノ介の言葉を低音で繰り返すチェイス
001が記憶を操作できることを言わなかったことについては「聞かれなかったから」。
そして剛に「耳の裏を見せろ」と変態発言。
そしてそしてプロジェクターになって001の正体を明かす。
チェイスすっかり便利キャラ(笑)。どんな能力だよ(笑)。
この時のチェイス結構な苦痛に襲われてたっぽいけど(それなのに驚いてたんだとしてもチェイスを心配する素振りを見せなかった霧子って・・・)、チェイスのシフトカーのどこがどう壊れててそれをりんなさんがどう修理して、それを躊躇うことなくチェイスがブレスにセットして、そしたらあんなに苦しんで目がピカーってなって空中に映像が投影されるって、何がどうなってってか誰がこんな性能をつけたんだか知らんけど、『チェイスの記憶』なのに勝手に他人に公開されちゃうとか厳しすぎんだろ。チェイスの意思とは関係なく公開されちゃうとなると恥ずかしい記憶とかどうすんだよw(ハート様とイチャイチャしてるのとかー!)(それは見たいけどでもチェイスハート様だけの秘密であって欲しいとも思う乙女心w)。
あと、真面目な話、いまの特状課がすべきことってのは誰が敵と繋がってるかはそれとして警察内部からの信頼を得ることだと思うのよね。確かに捜査一課・・・というよりも仁良が特状課に向ける敵意であり悪意は理不尽で一方的なものですよ。だから一課に丸谷(最初「マリア」って聞こえて誰だよそれ!?って驚いたw)を渡さず特状課で護衛するってのは決定事項として、それに際してちょっと鼻を明かしてやりたいというか一泡吹かせたいというか、そんな感情を抱くのはまぁわかります。でも仮面ライダーの装備を使ってこういう手段でもって丸谷を引き渡さないってのはよくないと思う。仁良がどんなにイヤなやつだからって、こういうことをしたら余計に悪感情を煽るだけじゃん。単なるギャグ演出ってことはわかってるんだけどさ、特状課には他ドラマの言葉を借りるならば『真心』がないと思うんだよね。
今回敵(ロイミュードになる人間)は根岸であると、そこは明らかだったよね?。つまり「根岸から丸谷を守る」という目的は明確だったと。そして敵の手に渡ったら最後、丸谷は抹殺されるか記憶を改竄されてしまうだろうから絶対に守らなければならないと。相手がロイミュードである以上、人間(捜査一課)だけで護衛するのは限界がある。でも仮面ライダーが出張ってしまえば特状課だってそこにいるのは人間だけじゃん?。であれば、捜査一課と合同で丸谷を守るほうがいいに決まってるだろう。丸谷の周囲を一課の人間が固め、さらにその周囲をシフトカーと特状課が護衛・監視すると。そっちのほうが効果的でしょ?。まぁ特状課からすればロイミュードが複数の人間態になれる以上、捜査一課の人間に擬態する可能性があるから特状課だけで守ったほうがいいという考えだろうし、捜査一課は特状課なんぞに任せられないってなところでしょうが、それはお互いを理解していないから、いってしまえば“感情面”での話だと思うのね。捜査一課と特状課がお互いのすべきことを理解しあい協力体制が整っていれば、例え捜査員がロイミュードでしたってなことになったとしても対応は可能なはず。対応できるようにしてこそ特状課が警察の一部署である意味があるんじゃないかなぁ。仁良の人間性がいかにクソでも、仮面ライダーの力を理解してもらう努力を怠ってはダメだと思うの。
それからこれはまぁ難癖レベルですが、剛のことで冷静さを失った霧子が前回の進ノ介と同様、いや(女同士だからか)それ以上の苛烈さでもって女子高生に詰め寄ったことに対し「すいませんでした」って謝ったこと。なんでここ「申し訳ありませんでした」と言えないかなぁ?。そのあと進ノ介が母親に対し改めて「先ほどは失礼いたしました」って言ったからまぁいいとしても、社会人であり警察官であるわけだから、言葉遣いには気を遣って欲しいです(脚本的に)。


で、剛は自分の意思でロイミュード側についたフリをしてるのだと思ってたんだけど、普通に「洗脳されてます」ってことなのか・・・。記憶の改竄といってもどこをどうどの程度書き換えられているのかはまだわかりませんが、当然“裏切り者”のチェイスを倒すってのは改竄の目的の1つですよね。つまり対チェイスに関して剛=マッハのリミッターは外れてると考えていいと思うの。それなのにそのつもりで襲い掛かるも耳の裏確認目的のチェイスに倒されるってさぁ・・・憎んでる相手に耳の裏見られちゃうってさぁ!!!剛をどこまで貶めれば気がすむのかと。
(進化態から人間を分離するのって、チェイス仮面ライダーチェイサー)でも出来るんだ・・・。わたしフォーミュラにしかできないことなんだと思ってました・・・。となると戦力としてはいよいよもってマッハ不要(マッハがいなくても大丈夫)ということになってしまうのでは・・・・・・)
ていうかわたしこの瞬間まで剛の耳の裏に傷はないと思ってましたからね。そんで小声で「俺には俺の考えがある。このことは進兄さんにも言うな」って言うんだと思ってましたからね。
それなのに洗脳されちゃってんのかよ・・・・・・なんかガッカリです。
でもでも、剛の耳裏の傷はここ最近の改竄によるものではなく以前からあったということはないだろうか。つまり父親である蛮野博士について、すでになんらかの記憶改竄が行われているのだと。
・・・・・・ないですよねー(笑)。
チェイスが剛の耳の裏について霧子に『嘘』をついた。
剛の身に起こったことを霧子が知ったら霧子の心が乱れてしまうと、心配し暴走するかもしれないと、だから今はまだ告げるべきではないと、チェイスなりに霧子のことを思って嘘をついたということでしょうが、これどうなんだろうねぇ。傷はなかった→剛なりに何か考えがあってロイミュードと行動を共にしてるのだろうと、確かにわたしもそう予想し期待していたわけで、そう考えることは霧子にとって希望ではあるだろう。でもそれは偽りの希望だよね。それよりは傷があった→洗脳されてるなら目を覚まさせれば元の剛に戻るはず という希望の方が建設的だとわたしは思うんだけど。
でもどの程度の洗脳なのか、解除する方法はあるのか、001の能力について「記憶を改竄できる」という以外具体的には何もわからないわけで、チェイスが霧子に嘘をついたのはチェイスの知る限り解除法はないから・・・ということも考えられるよなぁ(洗脳と改竄と併用しちゃってるけど、洗脳なら解ける可能性はあるけど改竄は書きかえだから戻せないって印象が強いかなぁ。とするとどちらかに統一すべきか)。とすれば、剛を助ける方法としては「001を倒す」しかないのではないか?ということになるわけで、現状それはかなり難しいのではないかと思うわけで、チェイスのついた嘘が吉とでるか凶とでるか・・・。
そうそう、記憶の改竄と言えばさ、再逮捕された根岸はこれどうなるんだろうね?。根岸は警官を撃ってないという丸谷の証言、そして進ノ介の働きによりゆかりちゃんが思いだした001がそこに居たという事実。そこから導き出される結論は『泊英介を撃ったのはロイミュード001=真影壮一である』ということになりそうだけど、ということは根岸は殺人を犯してはいないってことになる。強盗殺人の刑期が12年であることが適正かどうかは別の話として、根岸は既に強盗に加え殺人罪の刑期を務めてるわけだよね?。そして仮釈放中に再び強盗を犯したと。それも連続で。もうこれ無期は当然として死刑になってもおかしくないじゃん。でもここで「死刑」という量刑が検討されるのはそこに「殺人」の罪が含まれているからなわけで、強盗→仮釈放中に再び強盗 であれば死刑にはならないはず。そのことを進ノ介は知っている。それなのに「あいつも被害者と言えるのかもしれない」とかなんとかモノローグらせただけで済ませていいのだろうかという気が。
ところで、ゆかりちゃんはこれ進ノ介に恋しちゃいましたよね。2.3年後、警察官になった(婦人警官の恰好で)ゆかりちゃんが執念で特状課配属され進ノ介にベタベタするのをみて面白くない霧子というラブコメ展開が容易に浮かびました(笑)。