『手裏剣戦隊ニンニンジャー』忍びの9「忍術VS魔法、大バトル!」

やっくんが「魔法使いでも忍者でもない、魔法忍者だ!」と自らのスタイルに目覚める話かと思いきや、状況を好転させる鍵となったのは霞姉の忍術で、やっくんはそれに“気づいてた”だけってなにこのかみ合わない感。
一応最後は魔法と忍術の融合で決めてたけど、巨大化したら「あんなの無理無理」ってなってどこからともなく現れた追加戦士がさくっと倒してくれましたってなんでそうなる?。
ラストニンジャの孫でありながら魔法を学んでいたこと、そこになにがしかの理由であり事情であり、考えであり想いでありがあって、そしてそれは母親と関係しているんだとばかり思ってたのに、「あんた忍者なんてやってるの?」「忍者なんて古臭いけど魔法ならまぁいいかと思ってたけど」ってなんすかそれ・・・。
やっくん母はラストニンジャの子供なわけですよね?。弟である旋風さんは忍者としての才能がないから忍者にはなれなかったってなことだけど、じゃあその姉であるやっくん母はどうなの?。世界を終わらせるほどの力を秘めた「終わりの手裏剣」をそうとは知らず勝手に持ち出してるぐらいだから忍者になるつもりなんてなかったってなことなの?それ許されるの?じゃあ風花だって忍者やらなくてもいいんじゃないの?。
つーかやっくんが母親のことを「マミー」って呼んでることをオチに使わないってどういうことですかっ!?。
何度も「マッ・・・母さん」とやっておきながら霞姉に「マミーって呼んでるんですね」って言われただけでそれに対するやっくんの反応も中途半端だったし、霞姉がやっくん母を「おばさま」と呼んだら「おばさまはやめて」って言われたのもじゃあなんて呼べばいいんだ?っての。子供のころから例えば「春風さん」って呼んでるんだとしたら久々に会ったとしても「おばさま」とは呼ばないよ。女同士は特に。呼び方ひとつで関係性・距離感を感じさせることができるのに、それをしようとしない、そういうことを考えずただありがちな台詞を言わせるだけだから薄っぺらいんだよね。ただでさえ台詞を言ってるってだけなのにその台詞もさしたる意味があるわけでもなくただ言葉として発するだけのものでしかない。もう10話になるというのにキャラが一向に固まっていかない理由はこういうところにもあるんだと思う。
ってところへ登場した追加戦士はとりあえず5人よりも演技力(アフレコ力)はマシっぽいってだけでキャラとしての第一印象はあんまり好きじゃない・・・かも。