柳 広司『ラスト・ワルツ』

ラスト・ワルツ

ラスト・ワルツ

やっぱ結城中佐の実写化なんて不可能だったんだ!!(舞踏会の夜を読みながら)。
このシリーズを取り巻く環境が変わってしまったせいか、スパイ活動の内容がずいぶんと簡素になってしまったように感じたし、これまでにあったいい意味での気取ってる感も薄まってしまった気がするものの、侯爵令嬢の心を奪う若かりし結城中佐のスタイリッシュっぷり、この1作だけで充分元が取れるってなもんです!!。