ハイジさんと弟の話はしっかりメインで1本作ってもいいほどに、いや作れよ！！！ってな素材なのに、「おばちゃん」とやらの尺埋め扱いって・・・。
これから裁判するにあたり、まず藤村五月という人物を掘り下げるために突然現れた恋人だけでなく母親も絡ませた時点でゴチャゴチャ感があったし、それがハイジさんの話と特に繋がるわけでもないからどーでもいい話を延々見せられた気しかしない・・・。
そもそも前日は彼氏とイチャイチャしてたというのに翌日になったら暗い顔で「別れた」とか言う藤村五月という人間に魅力を見出せないどころか言ってることが（印象として）コロコロ変わるから信頼がおけないんだよね。だからかざぽんが五月のどこを好きになったのか、なぜここまで尽くしてくれるのか、それが気になって気になって（後述します）。
“娘がさらし者にされるぐらいなら野良犬に噛まれたと思って泣き寝入りしたほうがマシ”という五月母の価値観ってのは、ハイジさんに対する親戚の価値観と同じだってなつもりでしょうが、そういう意味ではハイジさんにとっての弟が五月にとっての恋人ということなのでしょうが、『価値観』という言葉でくくってしまったもののそこ一緒にするのはなんか違う気がする。ビニール傘の例えあたりから明らかにズレてきてる気がするんだよなぁ。
ていうか、雨木と雨木の会社を訴えることで相手が社会的制裁を受けることについて烏森さんに言われたことを受けて門司に「店辞めてくれないか」とか言ってたけどさ、その前にたま子の店には『雨木の娘』がいるわけじゃん？。いくら殺したいほど憎んでいても、母親が新しい人生を歩き始めた今はもう縁切って他人だと思ってるんだとしても、それでも父は父だし娘は娘だと思うんだよね。「おばちゃん」との共通点として「料理」というものがあるのに、なぜおばちゃんとパーカーちゃんを結びつけないのか。裁判を起こすにあたり、たま子がまず最初に気遣うのは門司くんではなく千佳ちゃんではないのか？と思うんだけど。
それはそうとして。
風間俊介と矢野聖人という（俳優としては）クズ属性ど真ん中をキャスティングしておきながら二人とも超がつくほど善人でありイイ男（役）ってところに強烈な意図を感じてしまうのですがｗ。
前述の通り、五月という女に魅力がないからかざぽんが五月にかける言葉が全て胡散臭く聞こえてしまい、コイツ・・・五月が雨木コーポレーションで受けた仕打ち（とそれに対するたま子の逮捕騒動）を知り、雨木コーポレーションから慰謝料を引きだす目的で五月に近づいたんじゃ・・・！？とか思っちゃうｗ。
矢野くんのほうもそのうち「面白い女に出会ったんだ」なんつって浮気して、それを嫁に咎められると「お前面白くねー女になったな」なんつって暴力振るう未来しか想像できないしｗ。
