『仮面ライダードライブ』第18話「なぜ迫田警部補はそいつを追ったのか」

ブレン「人間の為に働くロイミュード。このジャッジはかつてチェイスが犯していたのと全く同じ、愚かで浅はかで許しがたい過ちを犯している。ただちにリセットを」
メディック「あら?私はそうは思いませんわ」
ブレン「なぜ?」
チェイス「俺も暫く様子を見るべきだと思う」
ブレン「だからなぜ!?」
ハート様「俺達が学ぶべき人間の感情は、善悪という単純な二元論では片付けられない。もっと複雑なものだ」
ブレン「例えば今回のジャッジの欲望は?」
チェイス「正義感などよりもっと強く歪んだ感情」
ハート様「怒り・・・憎しみ・・・復讐」


ブレンさん・・・・・・もう幹部(?)の座から退いたほうがいいんじゃないかな・・・などと思ってしまうほどブレンさん一人思慮が足らないというか視野が狭いというか・・・それで頭脳担当って・・・・・・ねぇ?。
ていうか脳筋だとばかり思ってたハート様は「善悪という単純な二元論では片付けられない人間の感情を学ぶべき」とか言うし、感情なんてものを理解できない(ように改造された)と思ってたチェイスは今回のロイミュードが抱えているのは「正義感などよりもっと強く歪んだ感情」だとか言うし、なんかみんな変わっちゃったね・・・。まさかじわじわとメディックがチェイスのみならずハート様を意のままに操りつつあるとかだったらどうしよう。そんなことになったらわたしのなけなしの視聴モチベが完全に消えてしまう。


ていうか課長に続き究ちゃんまでわけのわからん理由で不在だったけど、なんなの?。復讐サイトとかネットに動画アップとか、むしろ究ちゃんの謎人脈が活かせる事件なのに不在だなんて他仕事との兼ね合いなの?。もうすぐ20話になるけど二人がりんなさんのように“実は協力者でした”ってな様子は一向に見えてこないし、かといって仮面ライダーの正体にじわじわと迫ってきてるとかそういうわけでもないし、時々なんとなーく役立つ程度で居ても居なくても展開にさしたる影響を及ぼさないってんじゃ他仕事を優先するのもむべなるかなとは思うけど、脚本の問題なのか演出の問題なのかスケジューリングの問題なのか、どんな理由でこんな中途半端なことになってるのかはわかんないけど、こういう状況を招いてしまっているということ自体、仮面ライダーファンとしては正直あんまり気分よくはないかなー。


で、事件だけど、現さんってロイミュードが人間をコピーするって知ってるんだっけ?。視聴者的には現さんの先輩である橘さんは橘さん、ジャッジは橘さんをコピーしただけって判ってるわけで、現さんの前で変身解いたら橘さんだった!という事実に対して別に驚きもなにもないわけで、いやそれ別に橘さんじゃねーからと、ロイミュードだから倒してもなんら問題ねーよ?ってな話でしかないよねぇ?(え?そうだよね?現さんが会ったのは正真正銘橘さんであってロイミュードの擬態じゃないよね?)。
そこで問題となるのはコピーした人間の『感情』がどこまでロイミュードの行動に影響してるのか?ってことになるんだろうけど、橘さんはジャッジを捕まえたいと思ってるわけでしょう?。捕まえるにはジャッジが存在していることが前提になるわけだよね?。連続する事件が起きてその捜査が煮詰まった時に“犯人がもう一度事件を起こしてくれれば手がかりが増えるのに”とかさ、捜査員がそんなことを考えてしまうのって珍しくないわけで、橘さんの感情ってそんな感じじゃないのかなーと思うんだけど、そこで進ノ介が「正義」とか持ち出したのがちょっと心配。
てか剛にくっついて動画撮ってる兄ちゃん、あれもジャッジだったりしないかな?。前回ロイミュードは少なくとも二人以上の人間をコピーできることが明らかになったわけだし、動画兄ちゃんの俺正義とそれを憎む橘さんの正義がどうのこうのってな話になったらちょっと面白いかも。それがハート様の言う“単純な二元論では片付けられない”に繋がるとか。