『永遠の0』

松也が柄本っちゃんになることになんの違和感も覚えなかったことは果たしていいことなのかどうか・・・w。
松也のあのじとーっとした陰気な目つき。暗い炎がメラメラと燃えているあの爬虫類のような目つき。
憎しみがいつの間にかそれ愛だよね愛!?に変わっていく様が、宮部に向けたねっとりとした情熱が、非常に・・・・・・リアルでした。
それがあっての柄本っちゃんが思わず男桐谷を抱きしめちゃったシーンですよ。うっかり感動しちゃったじゃないの!。
原作未読&映画も未見なんでこの景浦という男が戦後どういう人生を送ったのか?とか全然知らないんだけど、ずっとずっと宮部に向けて引き金を引いたこと、特攻に向かう宮部を守れなかったこと、宮部という存在を、宮部という男への想いを抱えて生きてきたんじゃないかな。
宮部が何よりも大切にしていた「家族」、宮部の孫を前にして、そんな景浦は宮部の代わりに孫を抱きしめたんじゃないかなーって。宮部がしたかったことを宮部の代わりに。
と同時にようやっと殺したいほど憎い愛する男(のかわりに孫)を抱きしめることができたのだと。
ほんとはさ、むかいりを抱きしめたかったんだよ、松也は。
ぜんぜん間違った解釈かもしれませんが、わたし的にはこれでいい。まんぞくです。
しかし・・・・・・覚悟してはいたものの、むかいりと比べると松也のおかおものすごくおっきかったね・・・・・・。向かい合う二人を横から映したシーンとか つд⊂)ゴシゴシってする必要皆無、もう圧倒的なまでの顔面積差に覚悟していたとはいえわりと打ちのめされたよねこれね・・・・・・。