『銭の戦争』第5話

ゴルフクラブ持って夜の街を走るとか確実にとっ捕まるよね(笑)と思いつつ、こういうシチュエーションって「ぶっ殺してやる!」って叫びながらとかいかにも“鬼気迫る”ってな表情を作りたくなるだろうに、多少歯を食いしばってるものの表情的にはそんなでもないのに目が、目がイッちゃってるってのがすごいなーと。それプラスへんな走り方ね。すごい無様な走りっぷりでちょっとビックリしたんだけど、これで富生の尋常じゃない怒りを『見せる』とか、草なぎさんが役者として評価されるのはこういうところだと思う。富生というキャラ(が取った行動)としては馬鹿だなーとしか思わないけど(笑)。
ていうか僕シリーズや独身貴族みたいな役よりもコレや任侠ヘルパーの彦一さんのようなダークヒーローというかアウトローというか、そういう役の草なぎさんのほうが断然魅力的だよなー。
ていうか、ええええええええええええええええええ!?専務ふつうにいい人だったの!???。
いやー、これぞ衝撃の事実ですわ。悪人でなくとも脅迫されるかなんかでホワイト化学の現状と富生父の死に関わりがあるんだとばかり思ってたのに、母親のお見舞いもしてくれてるただのいい人だなんて!。
手の平返しで父親を悪く言うホワイト化学社員たちを見返してやるってのも富生の復讐モチベのひとつだったろうに専務の心遣いでなんとなしに和解が成立しちゃったっぽいのはまぁいいとして、特許取得が叶ったことで社員たちが「社長の弔い合戦だ!」っつってたけど、でも他人の借金被った大杉漣とは違って富生父は工場経営の資金繰りのために借金重ねたんだよね?。青池や赤松がホワイト化学を乗っ取るべく動いたことで借金する羽目になったんだとしても(そう仕向けられたんだとしても)、社員たちがそれを知る由がないよね?。つまり社員たちが社長の仇を討つ相手は誰なんだ?と。誰を(何を)想定しての「弔い合戦」のつもりなの??と思うんだけど。そこいらへん富生さんに突っ込んで欲しかったですw。
で、富生はついに父親を死に追いやった『仇』が赤松だと知ったわけだけど、篤郎の赤松ってどうにもこうにも憎めないのよねぇ。ゲス野郎ではあるんだけど、でもやっぱりチャーミングで、富生の復讐目線で見るのはちょっとツライ・・・なぁ。富生に嵌められ追い詰められる篤郎は篤郎でまた見応えありそうだけど赤松可愛いからさぁ、なんとかこう・・・双方いい感じに収まってくれるといいんだけどなーと思わずにはいられない。