『花燃ゆ』第2回「波乱の恋文」

子役時代から主人公のねーちゃん性格悪いなってなふうに見えてたけど本役になってもやっぱり性格悪くて、この女を嫁にしてさらにその妹を娶るたかおかぁ・・・・・・・・・ってちょっと微妙な気持ちだってのに主人公がいきなり「姉ちゃん貰ってやってくれ」とか言いだしたもんでどうしたもんかと思ったところで


『そうなると・・・俺は寅次郎と兄弟になるのか(うれしそう)
 切っても切れん、家族になるっちゅうわけか(とてもうれしそう)』

『ならば乗った!その話(すごくうれしそう)』


ってそっちかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!


いやあ・・・どうなのコレ?さらにダメ押しとばかりにねーちゃんと結婚してくれてありがとうと半泣きで言う主人公に


『俺は乗ったんじゃ、お前の兄の人生に』


って、これ完全に寅次郎目当てじゃん(笑)。
おそらく脚本の狙いとしては1話に続きたかおとねーちゃんを結んだ主人公だがたかおに「妹」と言われた瞬間自分の恋心に気付いてしまって切ないよー><ってなところでしょうが、たかおにとっては寅次郎ありきでしかないから切なさの方向性が違いすぎてだな(笑)。
つーかねーちゃんの気持ち無視かよと、寅次郎目当てのたかおも酷いがねーちゃんを勝手に薦める主人公も酷いよなーと思ったら、玉の輿狙いとか強がり言いつつほんとに好きだった(のだろう)相手との縁談が兄のせいで破談になって落ち込んでたはずのねーちゃんがその兄の友人であるたかおがイケメンだもんでニヤニヤしてて可哀想だと思って損した気分w。


で。日本の未来に誰よりも危機感を抱き、妹や家族に苦労をかけたとしても学ばねばならないという松陰先生の想い、東北へ行くためなら脱藩上等!という松陰先生のキチっぷりを描かず(ナレで済ませて)姉妹の恋バナをだらだらやるってなんなの?。佐久間象山との出会いを台詞一言で済ませていいと思ってるんですか?。東北で松陰先生が何を見て何を感じて何を学んだのか、それを描かずしてこの先塾生たちに何を語らせようっていうの?。“この”松陰先生の言葉が塾生たちに、そして視聴者に届くと思ってんの?。
ていうか脱藩って大変なことなんだよね?。一応母親と主人公が町を歩いててヒソヒソ話されてるってなカットはあったけど、それで苦しむでもなし(苦しんでるけどそれを見せない強さがあるってんでもなし)、脱藩者の家族と白い眼で見られてもそれでも自分たちは寅次郎を信じ支えると思いあったりするわけでもなし、かと思ったら脱藩扱いで蟄居を命じられ帰ってきた寅次郎を文之進叔父さんがコラー!って追いまわしただけで次の瞬間寿と伊之助の結婚で盛り上がってるとかこの家族なんぞ・・・?。つーか長州ヌルくねえ!??(と思われても仕方ないだろ)。
放送前予想してたのは今回のような大河ではありました。まぁさすがにここまで酷いとは思ってなかったけど。でも初回が悪くなくて、悪くなかっただけに、2話がコレってのは裏切られた気分です・・・。
なぜ初回が悪くなかったかと言えばそれは寅次郎とたかおの演説、その熱意であり友情の始まりだったわけで、それのみだったわけで、それなのに2話にして寅次郎がまるで馬鹿兄貴になっちゃった(そう見えた)ってのは初回を見終えてなまじ期待値あげてしまったためにショックでかいわ・・・・・・。