『仮面ライダー鎧武 ファイナルステージ&番組キャストトークショー』@中野サンプラザホール

日曜の昼回とスペシャルステージを観ました。初めての「スペシャルステージ」、それも全国でライブビューイングするというのでどれほど『スペシャル』なのかと思いきや、通常は司会者の呼び込みで舞台袖から登場するところを芳忠さんの呼び込み(録音)によってセット内登場という違いはあったものの内容自体は通常回と変わることなく、しかもその内容も(本編と比べたら)思いのほかよかったファイナルステージはともかくとしてトークショーは司会がありきたりの質問しかしないわ(なんで麿さんじゃなかったの?)、全員に話を振るためにチーム制にしてしまったせいで他チームの人が口挟みにくかったのかなんなのか一問一答状態で話広がらないわ、生台詞披露もチョイス微妙だわ(一人3つの選択肢があってキャスト自身が選ぶんだけど、何度もやってるからかそれじゃねーだろってな台詞も多くて選択肢自体がズレてたんじゃないかと)ってんでこれまでに見た過去作品のステージと比べて中身がなくてですね、でもまぁ作品が作品だけにこうなるのもむべなるかな・・・(とくに大人組・・・)とか思ってたんだけど、それまで淡々と受け答えをし涙の気配皆無だったミッチが!最後の最後でミッチが!!高杉くんがボロ泣きだったのよおおおおおおおおおおおお!!!。なのでこの高杉くんだけは書き残しておかねば!!と思った次第。


昼回では噂通りの号泣っぷりをみせる佐野くんに思わず笑っちゃってたぐらいなんで、ほんと泣きそうな感じは全くなかったんだよね。この日初めて人前で披露したというソロ曲も、2回目では曲の終わりに台詞をおそらく自発的に入れたことを「成長だ」とキャスト(主に小林くんと佐野くん)に褒められてたし、3回目のファイナルでは軽く動きまでつけちゃったりして(振りではなく動きw)、もう緊張とか全く感じさせない堂々ったる歌いっぷりで、物怖じしないというか度胸あるなーってな印象だったのね。トークも他人の話は椅子の上でジタバタしたり顔覆って笑ったりとキャッキャしてたもののいざ自分に質問が振られると当たり障りのないことを淡々を答えてて、存在そのものは超ピュアなんだけど、例えばフィリップくんのそれとは違い・・・やっぱ「クール」って表現になるかなぁ?・・・ファイナル繋がりで言えばたけさんのテンションに似てるなーなんて思ってたんだけど、まぁそんな感じだったのね。でも紘汰と戒斗のデュエット曲でスペシャルだけキャスト全員登場したんだけど、先頭きって舞台に飛び出してきたミッチってばテンション高くて、超ぴょんぴょん飛び跳ねててまじバンビ!!!なにこの子可愛いいいいいいいいいいいいいいい!!!ってもうこの高杉くんだけで満足だったわけですよ(ちなみに初瀬ちゃんは本気オタ芸w)(そして照れくさそうに手振りする凌馬と無表情で手振りする貴虎兄さんw)(ていうか久保田くんと青木くんが仮面ライダーのファイナルイベントで隣に並んでるという事実に感動じゃないんだけどなんかこう・・・なんかこう・・・こみ上げるものはあったよねぇ。扱い的には不満たらたらではあるものの、二人を揃ってキャスティングしてくれたことだけは感謝してもしきれません)。

で、シドから始まったキャスト挨拶をにこにこで聞いてた高杉くんなんだけど、それまで飄々と「キルプロセス!!」しか言ってなかったwプロフェッサー凌馬こと青木くんがいい挨拶したんだよね。最初は「途中参加で研究室に引きこもってたのが最後は短パンで外に出るようになって」とか面白挨拶だったのに、なんか途中でスタッフに感謝し始めて、そしたらみるみるうちに高杉くん涙目になってさあ!、そしたらまさかまさかの青木くんまで涙で言葉に詰まっちゃって(波岡さんが「青木っ!?」って本気でビックリしてたぐらい)、その瞬間高杉くんは客席に背を向け舞台後方へ2.3歩すすんだところでぐいぐい涙拭ってんの。なんどか拭ったところで客席に向きなおったらもう目が真っ赤で、あとからあとから涙はらはら流れてくるもんだから手の平とか指先で何度もぬぐうんだけと全然とまんなくって、そんで拳で太ももガンガン殴って涙止めようとすんのよ・・・・・・。もうこれ超ヤバかった。ほんと「はらはら」泣くんだよ。その姿はまさに可憐なのに、太ももすげー勢いでガシガシ殴るのは男の子なんだよね。必死で涙止めようとしてるのに止まんなくって指先で拭いながらまたガシガシ殴るって、このコンボの破壊力凄まじすぎた。

で、続く貴虎兄さんが「メロンまみれの1年間でした」「これからも一生みんなのメロンで在りつづけたいと思います」とかなんとか久保田くんクオリティwwwの挨拶をしたもんだからここでようやく涙止まったんだよね。そんでそのあと隣の舞さんと終了時間気にしてたのかなぁ?なんか二人で両袖にキョロキョロ視線送ってて、そんで城乃内がまたちょっといい挨拶して、初瀬ちゃんが「昨日子供が仮面ライダーのお菓子買ってたんんだけど“もう鎧武じゃないんだー”って言っててそれ聞いて泣きそうになった」って号泣しながら言うもんだからまた涙目になりつつも自分の挨拶は泣かずにきっちり、しかも「これからもみんなとは会えると思っているんで、これで終わりだとは思ってません」と誰よりも前向きで簡潔な挨拶をしてみせて、そんな弟に兄さんがオフマイクで「よく言えたな」って褒めてやり!!兄さんに親指グッ!っとたてて応える弟!!!ってああもうああもう呉島兄弟はやっぱ最高よね!!!。そんでキャストが寄せ書きした鎧武Tシャツ貰って本気の(他意はないですwないですよーw)号泣する佐野くんを見てまたもやボロ泣きミッチと。

いやあ・・・可憐だったー。客席に背中向けて泣く高杉くんの背中がほんと華奢なんだよね。物理的に細いのもあるけどまだまだちっちゃいのよ。ただでさえいろいろ言われてる作品の中でミッチって一番大変な役だったと思うんだよね。演技的にも気持ち的にも。それをこの華奢な背中が背負ってたんだなーって思ったらなんかもう・・・1年間よくやったお疲れさまとしか言えないわ。もらい泣きしながらw。

ミッチだけでなくみんなそう。ファイナルステージって役に対する想いとか仮面ライダーになれた想いとか1年間という長い撮影期間を終えた今の気持ちとか、そういうことを話す人が多いと思うの。ていうかそういう場だと思ってた。でも今回は最初に挨拶した波岡さんが子供にリアルタイムで父親が変身するところを見せることが出来たことを、このタイミングでキャスティングしてくれたことをプロデューサーに感謝し、続くメタルさんも舞台の合間(本来ならば休日)に撮影に出掛ける父親を快く送り出してくれた家族への感謝を述べたこともあってか、ほとんどの人が家族への感謝や仲間(キャスト)がいたから乗り越えられたとか、そういうことを話してたんだよね。それ聞いて微妙な気持ちになった部分はありました。そういう話は裏でしろって思う気持ちはありました。でもそれだけキツかったんだろうなーとも思うんだよね。こんな話しかできないってか、素直な気持ちを言おうとしたらこういう話になっちゃうんだろうなーって。そう思ったらほんとみんなよく頑張ったなーって、それしかなかった。毎回毎回ライダーキャストにはこの経験を糧に羽ばたいてほしいなーって思うけど、佐野くんを筆頭に鎧武出演者に対してはほんとの本気でそう思います。正直このステージが俳優人生のピークだろうなぁ・・・って思っちゃう人もいるんだけどさ、どっかで、どういう形でもいいからこの頑張りが報われますようにと願います。



とまぁなんか微妙な感想ですが、ショーはほんとによかったよ!。死んだライダーとオバロを率いて地球征服を目論む冥界の王?マージャ様によって紘汰は鎧武として戦う力と記憶を奪われてしまうのね。そんでサガラの力で強制的に変身させられた生き残りライダーたちがそれに立ち向かうんだけど、まずミッチが紘汰の記憶と力を取り戻すためのとっかかりを見つけるのよ。紘汰が最初に思いだすのはミッチなの。さらに城之内は戦いながら初瀬ちゃんに「ごめんな」って謝るし、貴虎兄さんは「光実、強くなったな」って褒めてくれるし、戒斗さん相変わらずのツンデレだし、あとまぁベルトの能力について自画自賛の凌馬ってかデュークの手を引いて捌けるシドってかシグルドにピギャー!とかw、戦い終わった紘汰さんが戻ってしまった空を見上げるミッチに「光実・・・寂しいのか?」って聞く貴虎兄さん!!!!!!!!!!とか、かゆいところに手が届くなかなかの内容なんでこれは見る価値ありですよ!。DVDに収録されるのどの回なんだろ?。ラストに紘汰と戒斗が素面登場するんだけど、通常回ではお前とまた戦えてよかった。また一緒に戦おうなとかなんとかいう紘汰に背を向けながら「勝手にしろ」ってツンデレかましつつ上手に捌ける戒斗さんってな演出なのね。でも最後のスペシャルだけは紘汰のところまで歩みより「お前はほんとに強いな」っつって胸拳ドンして下手に捌けていく戒斗さんだったもんでものすごい悲鳴があがっておりました。

あと劇場版でのみ変身したペコと変身しなかった舞さん含めキャスト全員による「変身ポーズメドレー」もよかったー。こうやって改めて見るとやはりプロフェッサーの変身ポーズが抜群にカッコよくってさすが厨二センス(笑)。

てかスペシャルで戒斗の変身(これが最後の変身になるのかなーとか言ってたような・・・)をザックがもう泣きそうな顔で見ててさあ!!この瞬間が一番ブワっときた。ザックはイベント中明らかに 客<<<<<小林豊でw、本来ならばそれはいいことではないんだろうけどでもあまりにもあまりの戒斗ラブっぷりなんで祝福せざるを得ないというかw。

あと収録されるかわからないところで残しておくべきネタとしては・・・
生台詞披露でミッチが映画版の「兄さんは独身だ・・・妻はいないはず」を選んだんだけど、台詞を披露したあと
貴虎「俺は独身じゃない」
光実「兄さんは独身だ」
貴虎「独身じゃない!」
光実「妻はいないはず!」
貴虎「妻はいる!!」
客(「おめでとーw」)
紘汰「まさか姉さんとっ!?」
貴虎「ああ、晶?」
ってこれ!!!!!!貴虎さんの「晶」呼び!!!!!!!!!完全に抱き済み感ばりばりの「晶」呼び最高すぎた!!!!!!。

それから舞さんの思い出のシーンがミッチにビンタかましたシーンだってんで、それが思い出とか舞さんヒデーwってな空気になってw、でもミッチは思いっきりやってくれて嬉しかったし集中してたから痛みを感じませんでしたってなことを言ったのね(ほんとこの子そつがないわー)。そしたら客から「やってー!」って声があがるじゃん?(年々ひどくなる叫び厨どうにかなんねーかな・・・)。すると
『やですよ。ぜったいいたいもん・・・』
って、かわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!

可愛いついでにもういっこ。
チームシャルモン(凰蓮・城之内・初瀬ちゃん)は「初瀬ちゃんが元カノで凰蓮さんが今カノみたいなもんですよ」(初瀬ちゃんが言いだしたと城之内談)という話から、鎧武も三角関係だよねーってな話になって
『僕は一方通行だけどね・・・』
ってボソリと呟くミッチキャンワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!
そうそう、可愛いと言えばですね、ポケットチーフがデフォの貴虎兄さんに合わせてかミッチもジャケットカーデの胸ポケットからチーフチラ見せしてたんだけど、それ折り返したジャケットの袖口から見せてる柄とおそろいでかわいかったー!。

そんな呉島兄弟ネタとしては
呉島兄弟はどんどん似てきたと、髪型も同じだという話になって
貴虎「分け目だけは変えようねーって」
光実「実はほんとの兄弟なんです」
貴虎「今まで隠してたんですがそうなんです」
光実「ほんとは久保田真宙なんです」
シド「そうなの!???」
貴虎「言ってなかったっけ?」
シド「聞いてないよ!」
光実「久保田真宙なんですよ・・・」
一同「・・・・・・・」
光実「これ(この空気)どうすれば・・・・・・(オロオロ)」
貴虎「このままいくよ(キリッ)」
って、高杉くんを巻き込むなwww
あと本編のクランクアップは紘汰と戒斗と舞の三人のシーンだったけど、そこへミッチが駆けつけてくれたと。
光実「(その時乗ってきた車の)貴虎兄さんが運転手だったんですよ!」
客「のせてー」
貴虎「乗せません」
久保田くんのこの客あしらいさすがだわーw。

客あしらいといえば凌馬もでして、
湊さんは戒斗をリーダーに円陣組んでる向こうでプロフェッサーがロケット逃亡ってなシーンでスーツに入ってたそうで、「あのシーンはスーツに入れたことでプロフェッサーに対する不信感が実感できました。だから戒斗への乗り換えも自然だった」ってな話をしたのね。そしたら
凌馬「(そのシーンの)台本読んで一番ビックリしたの俺だからね!?w」
戒斗「(ロケットに乗って)バカンス行ってたんだもんねー♪」
シド「W杯見にブラジル行ってたんじゃないの?w」
客「楽しかった―?」
凌馬「たのしかったよー(ニッコリ)」
さすが元跡部様であるw。
(この流れで書いちゃうけど、盛り上げようと思ってのことだってのはわかるんだけど、それでも結構小林くんがしゃしゃる機会が多くて、佃井ちゃんに「かわいいー」って声が掛かってんのを「ありがと〜♪」って自分の声援だと思っちゃうネタがちょっとしつこかったんだよね。それが許されるというか、そういう空気だったらいいんだけど(そういうときは放置してる)、この時はそうじゃない時だったからすかさず久保田くんが「もうちょっとユグドラシル(が喋るターン)に尺くれよー」ってサラっとつっこんでくれて、それちゃんと笑いに繋がってたし久保田くんは伊達にオタク相手の商売長くやってねーなと。そこで「あいつ(小林くん)頭おかしいw」って本音で更に笑わせてくれた青木くんも合わせてマジさすが。)

つーかそのあと「もしくは別の仕事してたとかねw」ってシドに言われて「シー!シーーーーーーー!!」ってアワアワしてたけどw。
そうそう。凌馬は生台詞で「ミッチを蹴っ飛ばすシーン」(青木くん談)を選んだんだけど、この「なぁ、呉島の坊ちゃん。貴虎に教わらなかったのか?なぜ悪い子に育っちゃいけないか、その理由を。嘘つき、卑怯者・・・そういう悪い子供こそ、本当に悪い大人の恰好の餌食になるからさ!」という凌馬の台詞はこの作品を通じて脚本家が一番言いたかったことなんですって。それ聞いて「よかったね」って言いあう青木くんと高杉くんにわたしもよかったねっておもいました(棒読みでw)。


こんなところかなー。作品がどうあれ1年間頑張ってくれたキャストを見るとやっぱり愛情沸いちゃうよね。これからそれぞれがどんな場を与えられるのか、どんな場を掴みとれるのかわかりませんが、どうかどうかいいことがありますように。特に高杉くんには超期待してる!!。