『地獄先生ぬ〜べ〜』

わたし原作未読なんですが(タイトルは知ってる)、原作では小学生が相手なんですよね?。劇中で「小学生じゃないんだから妖怪なんて信じるわけないだろう」的な台詞があったけど、その通りだと思うんだけど?。原作知らずに言うけど小学生相手だから(舞台が小学校だから)こそあのチープな妖怪描写が成立するんじゃないの?。今回メインの女子生徒は妖怪以前から周囲と自意識のギャップというか、友人が思う私友人が求める私と本当の私の違い?に苦しんでたってなことなんだよね?。そんで深夜に鏡の中に居る妖怪に引きずりこまれそうになって新任教師が身体張って助けてくれてめでたしめでたしって、そんで女子生徒が抱える悩みが解決されるとか意味わかんないんだけど。高校生相手にこれはない。って、別にこれ解決するとかそういう話じゃないのか?。だとしても赴任してたかだか1.2日で「ありのままのお前でいいんだ!」とかなんとか言われてもその「ありのまま」がどんなだかお前(&視聴者)知らんだろーがとしか。
てか一番の問題はおそらく見せ場でありカッコいいつもりであろうキメ技の「強制成仏」がアレ(坂上忍)の力だと思うと全く持ってカッコよくもなければすごくもないってことだと思うの。演出以前に気持ちの話として。
でもとりあえず当面の敵になるのであろうもこみちの妖狐の造形も狐ってよりも犬だよねってか特撮(昭和)の雑魚怪人レベルwなので(本体どころか人間態も酷すぎwww)(これが“カッコいい”ってこの学校の子たち大丈夫かよ?w)、そういう意味ではつり合いとれてんだろうけどw。
つーかこれ胡散臭い悪霊払いの人が封印を解いたせいで妖怪たちが街中に放たれたってな設定なんですよね?。そんで強制成仏することによってカードに封印されると、わたしはそう理解したんですが、だとしたら学校内(学校関係者)だけで話が進むのは不自然だと思うのよね。学校で妖怪が頻発するのはもこみちのせいだってことでいいとしても、ぬ〜べ〜の仕事は学校に限ったことじゃないでしょう?。別にこの学校担当ってわけじゃないよね?。だったら生徒たちは早々にぬ〜べ〜先生のアレコレを認識させて、「俺らも手伝うぜ」っつって妖怪探しをさせればいいと思うの。できれば専用武具とか持たせて。追いオリーブやりたいからってもこみちの設定を家庭科教師にしたぐらいだし(だよな?)、こんだけヒーロー集めてんだからそれぐらい振りきってくれていいのにー。


これ→ごめんね青春!と続けて見たんだけど、メンバーだけ見ればこっちのほうが断然“強いカード”が揃ってると思うのね。若手俳優を“売る”ためのドラマ(だったらエプロン姿をもっとフィーチャーしろよと、個別に見せろよと)だけあって1枚で勝負できるカードは絶対こっちの方が多い。なのに負ける気しかしない。初回の時点で早くも漂う「あっちに出てればよかったのに」感が凄まじい。とは言え吉沢くんあたりは顔面レベルが高すぎてバカ高校だろうがなんだろうがこの顔だったら女子生徒根こそぎ抱けるだろうとしか思わないわけで、だからまぁあっちよりもこっち・・・なんだろうけど、そうは思ってもこの「あっちの方がよかったのに」感を抱えながら見続けるのは結構拷問な予感。それでも見るけど!w。