『仮面ライダードライブ』第1話「俺の時間はなぜ止まったのか」

主人公以下登場人物の説明と主人公がライダーとして戦う(戦おうと思った)理由を初回でしっかり見せつつその中に鍵となる言葉を入れるという作りとか、主人公が大切な存在を失くしてることだったりと共通点があるしってんで単純に(脚本の名前から)比較しちゃうけど、それなりに演技経験があった翔太郎と演技素人である今回の主人公の差がそのまんま出た初回かなーという印象です。初回のキーワードは『考えるのやめた』になると思うんだけど、同僚の死についての「考えるのやめた」と仮面ライダードライブになるためのあれこれを前にしての「考えるのやめた」ってのは同じ「考えるのやめた」でも意味合いとしては真逆なわけで、その違いを出せるか出せないかで作話そのもののクオリティが全然違うと思うのね。その点翔太郎は初回の時点でそこそこだったわけで、演技力の差がモロに出た初回だったなと。
でも今回はベルトさんが司令官でドライブがその指示に従い動くという関係性であるわけで、主人公の拙さはその関係性に合ってるから(当然そのつもりで選んだのでしょうから)、これから泊進ノ介がライダーとして成長していくとともに竹内くんの演技力も成長してくれるだろうと期待!!
・・・・・・したいんだけど、したいんだけどさぁ・・・・・・やっぱビジュアルが好みじゃなさすぎて・・・・・・・・・。
わたしのような人間用としては確実に敵メンツがそれ要員でしょうが、そうは言うても『主人公』のビジュアルだって大事なわけで、おぐりさんをモッサリさせた感じというかオダギリさんから色気を抜いた感じというかとーりをどんよりさせた感じというか、まぁ悪くはないんだろうけどとにかく好みじゃなくてですね、今回わたしが越えなければならないものとしてはここが最も高いハードルになりそうな感じです。つーかせめて特状課にイケメンもしくは美少年がいればまだしも鶴太郎に浜謙とかやる気あんのかとw。せめてせめて捜査一課に頭の固い眼鏡もしくはワンコ系の主人公後輩刑事(同期がいいけど主人公の元相棒が同期っぽいからじゃあ後輩で)でもいればまだしも社中の井俣さんだけってだからやる気あんのかよとw。いやこんだけのメンツ揃えるとかやる気はあるんだろうけどやる気の方向ちげーだろってのw。つーか浜謙がいるとものすごい深夜感なんですけどもw。
で、主人公がドライブとして活動することは特状課にも秘密(主人公と霧子とベルトさん三人だけしか知らない)として暫くは進むようですが、とすると主人公は“刑事として”戦うわけではないってことなのかぁ。捜査一課時代自分の銃で相棒を傷つけてしまった経験から今現在はやる気を失ってしまってるという設定はいいとしても職務中に公園でサボってることを黙認されてるっぽいのが引っ掛かったんだよね。特状課の面々はみんな多かれ少なかれ自分の世界に生きているというか、言ってしまえば他部署で“お荷物”だった者達が集められてるようなので他人が何をしてようが自分に影響がなければ気にしないってな感じだけど、でも主人公が 相棒を傷つけてしまった→刑事としての情熱を失った→公園でサボり って、これはちょっとどうなの?と、事故とはいえ他人を傷つけておいてそういう方向に行っちゃう人なわけ??と思っちゃったんだけど、これはドライブになってる間ちょいちょい姿が見えなくなっても“そういうヤツ”として扱ってもらうための(そう扱われるための)下地ってことなのか。
うーん・・・てっきり特状課メンバーのサポート含め職業ライダーだと思ってたんでちょっとガッカリ。ていうか「ひとっ走り付き合えよ」はダサカッコいいんだけど、タイヤ交換(笑)することで戦い方のバリエーションが増えると知って「走りに幅が出る」とかもう完全に発言が 刑事<ドライバー だよね。初回を見る限りでは主人公の刑事としての立場はどんより現象によって犯罪が起きたことを知るためのものでしかなさそうで、想像してたのとはかなり違うかなーと。でも主人公が気にする紙片?アルミ片?の件は次回に持ち越しするみたいだから、鎧武以前の2話で1エピソードに戻るのだとしたら後編にあたる次回では元エリート刑事らしいところが見られるかもしれない?。
てかなんか地下に内緒でガレージピット作って3人の秘密っつってたけど、主人公普通にこのクッソ派手な車仕事に使ってるし署の駐車場にも止めてんじゃん?w。これのどこが「秘密」なのかとw。
そしてドライバーの作中での呼ばれ方は『ベルトさん』で決定なのか!?w。どう聴いても英語が似合いそうなボイスにタイヤチェンジではなく「タイヤコウカ〜ン」って言わせてることだし、表情が可愛いのと合わせて「いい声」と「ベルトさん」のギャップ狙いですかw。てかこの表情といい声と主人公を導きながらやがて相棒になっていくんだろうなーというポジションってどこかで見たことあるなーって考えてたんだけど、そうだ!ケータイ捜査官のセブンさんだ!。主人公のタイプが全然違うものの、ケイタとセブンさんのように素敵な相棒関係になってくれるといいなー。
そんなベルトさんのことを以前から知ってるらしい霧子は戦闘能力の高さからしてアンドロイド系かと思ったけど、とりあえずは人間・・・でいいんだよな?。ベルトさんの手慣れた扱いっぷりからして昨日今日の付き合いじゃないっぽいし、霧子にも何か事情があることは間違いないとして(ベルトさん開発者の娘とか?先代ドライブの妹とか?)三条さんのことだからここに熱くて泣かせる設定をもってきそうで楽しみー!(あとこの世界の女性警官はみんなこんなピラピラのスカートに薄手の黒タイツ着用しているのかも気になりますw)。
もちろん特状課のメンバーもこのまんまってことはないだろうからそれぞれ活躍するんだろうし、あとあと滝口くん演じる主人公の元相棒は死んでないんですね(笑)。てっきり死んだと思ってたんですが、引き続き出番があるそうなんで超楽しみです!!。


「どんより」という言葉で表現された重加速の仕組み(どんよりに遭遇した者たちが「どんよりだ!」と意識できるということは脳の動きは通常なのに体感スピードだけが遅いということなのか?とか、どんよりの発生が全世界共通ではなく局地的に起こることならばどんよりが発生していないところとの時間経過の差はどうなるのか?とか)、目的を含めそれを起こせるロイミュードとの関係性、そしてシフトカーを身に着けることで重加速から逃れられるのはなぜなのか、進ノ介がベルトの装着者として選ばれたのはなぜなのか(そのために霧子はずっと進ノ介を観察してたのだろう)、いろいろ考察できそうで、なんか久々にウキウキ気分だわー(他意はないですw)。
あ、でもCMの入れ方は早急に鎧武以前に戻してほしい。OPからCMなしでAパートに入るメリットと後半CMでぶつ切りになるデメリットって確実に後者のほうが大きいと思うんだけど。


しかしあれですね。電車にミニカーに、なんかわたし振り落としにかかられてる気がする^^。
「この先トンネル」っつってロイミュードの腹ぶち抜いて爆殺するとかミニカーこわすぎんだけどw、そのシフトカーぶら下げるためのホルダーを買わなきゃならないっぽいし、これからバンダイ様がどんだけミニカーぶっこんで親の財布を攻め立てるのだろうかと思うとまじ怖い・・・。