『軍師官兵衛』第36回「試練の新天地」

約束を一方的に違えた身である官兵衛にいきり立つ宇都宮家臣たちに対し、官兵衛の背後で一人刀に手を掛け『無言で』殺気を放ちつつ睨みを効かす九郎右衛門様カッコよすぎて久々にガチ悲鳴あげたわ。
これが太兵衛だったらきっと声で対抗するってか威圧しようとするんじゃないかと思うのよね。でも九郎右衛門様はあくまでも無言。無言で片膝立てて柄に手をやり鋭い眼光で相手を睨むだけ。官兵衛を筆頭になにかっつーと唾飛ばしながら大声出す人たちが多い中、九郎右衛門様のこの静かな迫力静かな凄みは際立つわー。
それに対して官兵衛の「言い方」よ・・・。そら関白殿下の命に従い動いてるんだろうけど(そしてそのことをみんな頭では解ってはいるんだろうけど)、でも宇都宮と“約束”したのは黒田官兵衛という人間なわけで、それなのに殿下が決めたことだから従えってそりゃねーだろよってな話だろ。最終的に「殿下の命だから」って話になるのは仕方ないというか、それを受け入れなければならない(いやなら滅ぼされるの覚悟で戦うしかない)のがこの世の常だけど、官兵衛の発言責任ってもんがあるんじゃないの?と。気持ちの問題としてさ(それを描くためにおふくが残るの残らないのってどーーーーーーでもいい話を入れたんだろ?)。どうやってそこいらへんを上手いこと丸めていなして収めるのか、それが調略ってもんじゃじないの?と思うんだけど。わたしが見る限り、官兵衛の交渉って大声出したもん勝ち状態でしかないのよね。これほんとどうにかならないものかと。
って、おそらくこの場に居たと思うのだけど、橋本のあっちゃん見つけられなかった・・・。劇中で名前テロップ出ましたか・・・?。
一方、長政にくっついてる馬鹿コンビの片割れであるつじもっちゃんは思いのほか台詞あってびっくりした。つーかなにこのキラキラ馬鹿(笑)。
もう長政を筆頭にみんな馬鹿でw、あの太兵衛に「冷静になれ!」とか言われちゃうぐらい脳筋でw、そんな中一人“どいつもこいつもマジ馬鹿で言うこと聞かねー”顔を隠そうとしない又兵衛とかわかりやすすぎるw。
で、キラキラ馬鹿つじもっちゃんは長政の身代わりになって死に、宇都宮息子のあっちゃんは官兵衛に殺される・・・・・・んですよね?。大河ではお馴染みになりつつあるつじもっちゃんはともかくあっちゃんがキャスティングされたのはそこいらへんちゃんとやってくれるから(やるつもりだから)だと信じてるからねっ!?(でも信長の息子でありながらナレ死だったか台詞死だったか、その程度の扱いだった倫也くんという前例があるわけですが・・・)。