『水球ヤンキース』第5話

いやさぁ、きみら「いっぱい練習した」って言うけど相手だって同じくらい、いや全国大会優勝レベルとなればきみらよりももっといっぱい練習してる(だろう)わけよ。なんで自分のものさしでしか物事をはかれないかなーと。いっぱい練習したからきっと勝てるって思うのは勝手だけどいっぱい練習してるのは自分たちだけだと思うなって(ドラマに限らずこういう独りよがりの目線というか思考というか、そういう描写が最近目に付くような気がするんだけど、なんなんだろう?)。
そしてまた虎雄に勝てなかったってどんよりモードになる龍二はさ、
・中学の時点で虎雄に勝てなかった
・負けたあと一切水球やってなかった
・虎雄はずっと水球やり続けてる
水球に復帰して1.2か月(ぐらいか?)
・8分×3ピリオドをこなした自分に対し虎雄は実質1ピリオド目
これで勝てると思ったほうが不思議だろ。元々勝ってたならまだわからんでもないけどそもそも負けてんだぜ?。それで2年以上のブランクあってなんで勝てると思ったんだかそっちのが謎だってのw。
龍二は“俺が虎雄に勝てなきゃ水蘭に勝てない”とは思ってるけどこの練習試合で“虎雄に勝てる”とは思ってなかったのかなーって感じだけど、まぁ龍二も含めみんなブランク舐めすぎな。あと日々の積み重ねがどれだけ大事か思い知れ。
・・・というとたかだか2.3か月でカス高が水蘭を倒しちゃうのであろうこのドラマ全否定することになっちゃうんだけどw。
ていうか反対にブランクがあるうえに女子相手とはいえ3ピリオドこなしてる龍二と勝負して勝った虎雄はどんな気持ちでいるのかなぁ?。虎雄スポーツマンシップとか持ち合わせてなさそうだし、頭もあんまりよさそうじゃないから相手の疲労度とか関係なく「勝ちは勝ち」って思ってそうだけどw。
てか龍二は虎雄、千秋は郷田と、戦いにドラマを生むために必要な『因縁』があって、さらに幸喜は千秋との“約束”があるし龍二FC状態の三馬鹿は虎雄とも中学時代からの知り合いだしってんでそれぞれその因縁に関わりを持たせられなくもないけど、主人公の尚弥だけはそういう意味では全くの蚊帳の外なんだよね。かと言ってそのフラットな立ち位置を活かしてカス高のみならず水蘭のことも冷静に観察し見極められる洞察力の持ち主ってんでもなく(水蘭に入れる学力はあるってな話だったから頭はいいんだろうし、そういう立ち位置になるかと思ってたんだけど)、龍二と千秋の間がぎくしゃくしてることにも一切気づかず「俺に力が足りなかったからだ」と謝罪してスッキリって、このとことん枠外の主人公をこれからどう動かすのかは楽しみだけど不安でもある。
とりあえず龍二が水蘭水球部に“入部”したのは、このままの状態では他部員の成長は望めても自身の成長は見込めない。そのためには強い相手と練習する必要がある。よって水蘭に武者修行に出るってな感じだろうけど、であればそれ伝えていけよと思うわよねw(なんかつい最近もそんなドラマ見た覚えがあってなんだったっけなーってずっと考えてるんだけど思いだせなくてモヤモヤするー!)。
そんで最初は渋々一緒に練習してた虎雄だけどやっぱり龍二の実力を認めざるを得ないというか、龍二と一緒に水球やるの楽しいとか思っちゃって、でも龍二はカス高に戻っちゃうわけで、その時虎雄は龍二と「今度こそ本気の勝負をしようぜ」「今度こそ勝つ」的な、河原で殴り合いして親友になったぜ的な、そんな関係になるのか、それとも俺より尚弥を選ぶんだな・・・ってヤンデレ化するのか、高木の雰囲気からして後者かなー(そっちの方が好みですw)。
つーか水蘭水球部顧問が龍二を水蘭に入れようとしてる目的は当然全国優勝のためだろうけど、龍二って今高校三年なんだよね?。そんで夏服着てるから作中時期としては7月とかそんなもんでしょ?。そんな時期に新しい選手入れようとジタバタするとかどうなんよ?という気がしなくもないです。つーか高校三年の途中から転校って、そんな簡単に出来んのか?。まぁ街の英雄である水蘭水球部員はどんだけ悪事働いてもお咎めなし的世界のようだから特例でオッケーでるんだろうけど。
ていうか、最終ピリオドは男子部員が登場して10-0で完敗でしたってな話だったけど、繰り返すけどカス高はその前に3ピリオドまで試合してるわけで、しかも体力を削ることを狙ってやられていたわけで、龍二以外は水球初めて間もない素人集団+体力限界の相手に対し1ピリオドで10-0という結果がどれほどのものなのか、水蘭男子水球部の実力がどれほどのものなのか、それが理解できないのよね。普通水球ってどれぐらいの点差で勝敗が決まるのかわかんないけど、まぁ8分で10点ってことは1分1点以上取ってるということなわけで、カス高はボールに触れることすらできなかったんじゃないかなーという想像はできるけど、いくら競技人口が少ないマイナースポーツとはいえ全国優勝常連チームと初めてまもない素人チームの“点差”だと思うと水蘭大したことねーんじゃね??という気がしなくもないですw。


てか夏のバカ男子ドラマで女子と試合、それも水中格闘技と言われる水球ときたらラッキースケベもしくは女子に水着引っ張られてアワワワワ!だろうに、そういうの一切ないのがイマドキの男子高生ということなのでしょうか。バカ度がちょっと足りない気がします。


龍二の悪口いうなーって殴りかかろうとした公平を千秋が余裕でぶっ倒してたけど、千秋はなんちゃってキングというキャラの確立のみならず腕力的にもちゃんと強くなろうと頑張ってるんだなーって、千秋の好感度ぐんぐん上がるわー。
でも一番可愛いのは菓子折り選びに時間かけまくったのにガン無視される有起哉です。なんか当初のモロモロ設定なかったことにされてそうだけど、可愛いからいいや(笑)。