『仮面ライダー鎧武』第40話「オーバーロードへの目覚め」

視聴者的にはとっくの前からわかってたことだけど、紘汰が極アームズとして使っている力はロシュオがサガラを経由して人間=紘汰に授けた「知恵の実」の一部であり、紘汰が食欲を失いかけているのは極アームズを使っているせいで、つまりオーバーロード化しつつあると。そして紘汰が持つ力は現在の世界を破壊し新たな世界を創ることができるものであるということをロシュオとサガラとの会話によって舞が知り、一方マスターインテリジェントシステムを再起動させた凌馬はレデュエとミッチとの間で交わされた密約をはじめ、一人だけトンズラしたあと各所で何が起きていたのか、その全てを知ったと。つまりようやく視聴者の認識に登場人物たちの認識が追い付いたと。
そして紘汰はレデュエが発動した催眠術によって自らがインベスとなり人々に恐れられ、そして裕也が変身した鎧武に攻撃されるという“悪夢”を見せられ、一瞬絶望しかかったものの最終的に「誰のための世界か?そんなことはどうでもいい。ここには死なないでいてほしかった奴がいた。そしてまだ、生き延びて欲しい人たちが残ってる」「俺の味方かどうかなんて関係ない。守りたいものは変わらない。例え俺自身が変わり果てたとしても」「俺は俺のために戦う。俺が信じた希望のために!俺が望んだ結末のために!」と、何度目かの戦う決意をしたと。
一応オバロ化の危険についてサラっと触れてたような気がしなくもないし、力を持つための覚悟を問うような話はしてた気がするけれど、でも差し出された力が“そういうもの”だという説明にはまったくもってなってなかった、ということが今になればわかるわけで、だからまぁ舞さんがサガラに激昂するのはわかるし、紘汰も可哀想だなーとは思う。でももう今更感しかないよ・・・。ていうかほんと紘汰さん“俺は戦う”って決意すんの何度目だよってな話よ・・・。
いや、今までのソレとは覚悟の程が違うってのはわかります。今までのは云わば準備運動で今回が本番なんですよね!。
でもその本気の覚悟もやっぱりぼんやりしてるというか、「俺自身が変わり果てたとしても」「守りたいもの」「俺が望んだ結末」ってのが結局自分周りの人間のことだけなんじゃないかな?という気がして(そういうふうにしか聞こえなくて)、これまでと何が違うの?と・・・。まぁ悪夢の中で裕也と立場が入れ替わったことでようやっと『インベスになった人間』の気持ちというか、それがどういうことなのか、そこに思い至ったらしいことは評価するけど(手だけインベス化したり追い詰めらた場所が同じだったのは意図的だろうけど初瀬ちゃんのことはスル―ってか“汲み取れ”扱いだったけどね・・・)、だからってそれがこれからの紘汰さんの行動やらなにやらになにがしかの変化となって現れるとは思えないわけで・・・。




凌馬が知らない=オバロが造ったであろうエレベーターに乗ったら(調べもせずに乗るなよw)姉ちゃんたちが捕えられてる場所に直通でしたーってな前フリを経ての、凌馬が一目みて「解除の仕方わかんない」っつったものを戒斗さんが長渕ばりのキック決めたら即解除されたのには笑ったわーw。これはもうさすが戒斗!と言うしかないw。
そしてそんな戒斗に「ただのバカ」と言われてしまったミッチ・・・・・・。
毎回ミッチはもう終わりだ終わりだと思いながら見てるけど、戒斗さんに「ただのバカ」って言われた瞬間これまでの終わりだ感とは比較にならない絶望に襲われました。戒斗さんにバカって言われたらもう生きていけないでしょ・・・・・・。



レデュエに“君と話をしてみたいんだけど『ツレ』の気がすんでからにするよ”って言う戦極さんにときめいてしまいましたすいません><。