『リバースエッジ 大川端探偵社』FILE.10「もらい乳」「決闘代打ち」

かたや隣人がどんな人だか知らないことが珍しくないこのご時世に、思い出のオルゴールに乗せて“もらい乳”で繋がった孤独な男女を描き、かたやくっっっっっだらないヤクザの決闘、それも自分でやるのではなく代打ちを描く。両極端なこの二つの案件をサクっと捌けるのが大川端探偵社ということか。短編2本ってことはわかってたからそのつもりではいたけど、2篇の間になにがしかの“繋がり”があるんだとばかり思ってたんで、それはそれこれはこれと云わんばかりの完全なる2本立てにはちょっと驚いたけど、全然違う村木の顔を拝めたのでまんぞく。
自分たちでやったらガチ抗争になってしまうからこその代打ち、ということなのでしょうが、鎖鎌のおっさんとかどっから連れてきたんだよってかこの人普段なにやってる人なんだってw。