乾 くるみ『セブン』

セブン

セブン

「7」をテーマにした作品集なのですが、よくもまぁ・・・これだけいろんなことが思いつけるもんだなぁ・・・と感心するやら呆れるやら。
「ラッキーセブン」や「TLP49」や「木曜の女」なんかはありがちネタなんだけど、その調理法というか味付けというか、そこがほんと独特。
そして「一男去って」のエグさたるや。「7」からこんな話が浮かぶか普通!?。
ていうか「小諸―新鶴343キロの殺意」の中で“ちなみに、小諸は繰り返し発音しているうちにモロッコになる”とか書いてあって吹いた(笑)。確かにならなくはないし作中でも“こじつけ”というツッコミは入るんだけど、何言ってんだ?(何書いてんだ?)この人・・・と(笑)。