- 作者: 月原渉
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/04/22
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (5件) を見る
外国(ていうかまぁ米国)と日本じゃ軍という存在の価値であり意味であり、そこに属する人の意識であり、それを取り巻くあらゆるものが違いすぎるので、『人間の理性』と『命令』を天秤にかけて『命令』を取るとか言われても到底理解が及ばないんだけど、だからこそ集団的自衛権なんてものを安易に認めてはならないのではないか?と、そんなことを考える。
つーか小説とはいえ皮下に薄いナイフを自ら刺して収納(収納て!!)したまま何日も生きていられるような人たちの中に入って何ができんだよ!?って話だろ。どれだけすごい装備があってもメンタルで無理!メンタルレベルが違いすぎる!。
前作が結構面白かった記憶があったんで今作も期待したし、この状況でどうやって殺人が行われたのか?という興味は謎解きの瞬間まで持続してはいたんだけど、“オスプレイのモード転換中”がどんな状況なのか、どれほど“無理”なのか、そこがさっぱりわからないので説得力には欠けるかなーと。
ていうかそれが『証明』になるほどのものならば、やはりオスプレイって有用性は別の話として単純に乗り物として怖いと思うの。
あと人が焼ける描写がエグすぎて、これは想像できるだけに「うわあ・・・」と思いながらも戦争なんてこんなもんじゃねーだろとも思うわけで、やっぱ日本人のメンタルじゃ無理だよー!。