乾 くるみ『北乃杜高校探偵部』

表紙の感じからもっとラノベっぽいものを想像していたのですが、探偵部というぐらいですから事件が起きてそれを生徒たちが自分たちなりのやり方で解決というか、自分たちが納得できる答えを見つけていくという連作短編集で、学校の中心となる七人という属性こそそれっぽいものの至って(いい意味で)普通の青春小説でした。
事件と言っても高校生らしい身の丈にあったものなのですが、そんななかでも暗号トリックとか入れちゃうところが乾さんらしい。
これ七人のうちの五人ってところがポイントなんだろうなぁ。どうポイントなのかはわかんないけど(笑)。